内容説明
吐蕃に嫁いで一年半がたっていた。翠蘭はリジムの父で大王であるソンツェン・ガムポに会うため、西の王都ヤルルンを目指していた。自分が偽公主であることを大王に告げなければならない。しかし翠蘭に覚悟はできていた。そこへ大王の使者が訪れ、途中リゥの谷に寄って静養中の二人の大王妃を連れて来るよう翠蘭とリジムに命じるが……。いまだかつてない危機に翠蘭とリジムは耐えられるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきこ
7
「風の王国」シリーズ5巻目。巻を重ねるごとに物語がディープでえげつなくなっていきますね。翠蘭の公主としての覚悟がすごいです。2017/04/09
みとん
3
再読？セデレクはこれまでで最低の卑劣さでしたね。翠蘭はよく無事だったと思う。靴をなめたときに多少の毒物も摂取してただろうに。それにしても、ダワはけっこう好きだったのに。翠蘭がツァシューの城に入ったその日、灯りを運んできた赭免がダワだったとは。今回はラセルと朱エイがいなくて本当によかったと思う。ただでさえ、リジムが牢を意外に早く脱出したことにちょっと引っ掛かってしまったのに、この二人が巻き込まれたらページが足りなくなっちゃいそうだ。さて次の表紙は慧。彼が主人公の番外編、そしてその次もマンガ込みの短編集。2014/04/05
がぉ＠春待人
2
リジムの人を見る目が無さすぎる、それで次期王として大丈夫か？2016/10/17
おざみ
2
残虐非道な巻。リティクメンが不思議な人です。2016/07/20
みゃお
2
翠蘭 今回は、ボロボロでしたね。。。(負けるな・・・） 大王が 大王足らんという片鱗を 垣間見た気がする1冊 愚か者は、こんな風に作られます という お見本のようなお話でした。2014/09/25
