内容説明
翠蘭の懐妊、朱瓔とサンボータの婚約で祝賀ムードに沸く王都ツァシュー。城内は議会や聖寿大祭の準備で慌ただしく、翠蘭自身も訪問客への応対や、新しい侍女選びなどに追われていたが、久しぶりにリジムとともに過ごせる幸福な日々に充実感を噛みしめていた。そんな中、王太子として岐路に立つラセルが、朱瓔とサンボータの婚約式の余興である試練にさらされて…。歴史ロマンますます佳境!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきこ
12
シリーズ12巻目。久々の本編。ラセルの心境を思うと辛くなります。泣き虫で甘えん坊なところはあまり好きではないですが…。今後どのように成長していくのか気になります。2018/05/08
ミカ
6
少しの事件はあるけれど、夫婦は割と穏やかに平和な感じ。ラセル目線はもしかして初めて?子どもだけど、王太子という立場や両親のことを考えているのがわかってほほえましい。そして次巻に続くのか…。気になる!2012/06/26
優翔
3
時間に続くだと・・・!? ラセルの周りがすごく気になります。12013/06/21
みとん
2
表紙可愛い。日常の一幕って感じの一冊でした。翠蘭に暴言を吐くやついたりしましたが、聖寿大祭やサンボータと朱瓔の婚約披露宴などなど、なかなか華やかお祝いムードな話。ただ、一番苦しそうなのはラセルとガルの息子ツェンニャ。最後のこともあるけど、二人とも自分と周りの考え方の違いに違和感があって、うまく表現できずにもがいてる感じ。これを越えれば親友になれそうですね♪ただ、ホントにどうなるか全然覚えてないわ。一応再読なんだけどな。新な侍女ロナアルワ登場。世間知らずでおっとり系だけど、わりとしっかりしてるし、好感度。2014/04/13
呉藍
2
あいっかわらずラブラブがご夫婦。子供たちの方は、子供らしく悩んでいる。というより、ガルはちゃんと父親やってたんだぁ……。これから何か起こるような、ちょっとだけ身構えてしまうほどのんびりした巻だった。2010/03/24