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内容説明
【無料試し読み閲覧期間2024/3/15~2024/3/28】
津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村雪(さわむら・せつ)。師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人と出逢いながら今、自らの音を探す旅を始める。――「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」羅川真里茂(らがわ・まりも)が贈る、今一番アツい津軽三味線×青春ストーリー!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
132
空気を吸うのと同じ位自然に、祖父の弾く津軽三味線を聴き、自らも撥を握り育ってきた少年・雪。祖父の死は、師匠を失うことでもあり、そして彼にとって聞きたかった音の全てを失うことでもあった。羅川さんが少年誌?表紙のタッチもいつもと違うし・・・とビビリながら購入しましたが、凄かった!また1つ、続きを心待ちにする作品が増えちゃったよw様々な人と出会い(これがまたイロイロと魅力的なんだよねー)、ましろき心に刻み始めた雪自身の思い。「おめえは、此れをどんな『音』にする?」じっちゃの言葉には、ゾクリと心が震えました。2010/10/31
まりもん
87
レンタル。いきなりあてもないのに東京に行く雪ってどんな奴?偶然助けてくれたユナは良い女だけど、付き合っているタケトは女と金にだらしない感じ。最後にはユナはタケトときっちり別れたけど、話からユナが消えてタケトがこの物語に残るの?!と最後に驚いてしまった。2012/09/17
蝶よ花You
70
読友さんからのオススメ本。音が聴こえる。響く。囚われる。様々な作品に効果音など音の描写があるけれど、その音に圧倒された事があるだろうか。ごく稀な事ではないかと思います。作中出てくる「津軽小原節」は聴いた事も無ければもちろんメロディーもどんな曲かすら知らない。なのに、音が聴こえてくるような気持ちにさせられる。本から音を感じる、という作品は、私が今まで出逢った作品の中では最近オススメされてはまった「この音とまれ!」とこの作品くらい。沁々「あぁ、いい作品と出逢えたなぁ。」という感覚。速攻集めたいと思います。2014/05/13
さなだ
58
レンタル 津軽三味線!育ててくれたじっちゃん(松吾郎)が亡くなり、東京へ出てきた雪(せつ)。そこで出合ったのは芸能界デビューを目指すユナ。 久々の羅川マンガ♪ 演奏が聴きたくなるよ〜!2012/10/31
山茶
53
やべぇ面白い。久々に羅川真里茂読んだけど、やっぱり面白い。セツの津軽三味線に対する愛情、悩みがダイレクトに伝わってきます。音の世界観がものすごく大きく広がってきて、圧倒されます。2010/12/01