内容説明
母国のブラーナ帝国から遠く離れたゲオルグ公国で、女でありながら君主の地位についたエリスセレナ。婚約者であるイシュトファルに支えられ、女公としての一歩を踏み出した。だが、次々に問題が起こる。ラインヘルドの領主から突然の求婚、ときを同じくして隣国から進軍の報せが…! 最も危険な場所へ、愛する人を送り出すエリスセレナ。思いがけない陰謀が待ち構えているとも知らずに――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラ
5
前巻の続編ということですでに主人公二人が両想いになっているため、シリーズの他作品と比べると恋愛色が強かった。ただし一国の君主となったエリスセレナが蜜月を安穏と過ごせるはずもなく、相変わらず大半は政治パート。領邦国家ならではの問題に真摯に向き合う姿に惚れ惚れした。自分の価値観を持ちながらエリスセレナを支える軍務長官の存在感も光っていた。欠点は誤字脱字がとにかく多いこと。てにをはがおかしかったり、『とつぜん』など漢字にすべき言葉がひらがなになっていたり、その場にいないはずの人物の台詞があったりして台無し。2015/08/20
探花
3
前回の後日談みたいだけど離れ離れになった2人のすれ違いがもどかしかった。エリスセレナの女公としての仕事も臨機応変だったけど、上に立つ者の苦労も知った。バランスよく治めるのは大変だなー。周りのキャラが薄いイメージだった2012/01/27
透馬なごみ
2
前回の続編ということで、びっくりしました。イシュトファルが還俗してからのお話。夫というより、騎士の立場ですね。今回も出てきました、悪役マティアス!またもやエリスセレナに負けました。彼もとことん負け役になってきた気がします。聖王庁というより、マティアスにスポットが当たり過ぎてマティアスだけが悪者に思えてきましたよ。割とマティアス含め、聖王庁ってコソコソと動くの好きですよね。2014/07/19
ゆり
2
ふたりが離れ離れになった分、糖度アップ…という訳にはいかなかったですが(笑)、エリスセレナの頑張りは素直に応援して読んでいけました。マティアスが本当に黒くてエリスセレナ視点で読んでいるとかなりいらいらしましたが(笑)。ルドウィカは思っていたよりしたたかなお嬢さんで良かったです。2011/08/08
未明
2
このシリーズは母の情念が好きなのだけど、続編なので前作で退場済み母親は出番無し。代わり(?)に妹が出てるけど、情念というほどの暗さと執着は感じられず残念。最後、ちょっと簡単にペラペラと語りすぎで、話の都合っぽく感じてしまったのもマイナス要素。マティアスは存在感があって暗躍する悪役としてはいい感じなのに、簡単に引き下がり過ぎるのが中途半端。この先があるならそれでもいいんだけど……ないんだよね?主役カップルは共に自制的で非常に好み。女医も好きなんだけどイマイチ活躍しないのが残念。2010/11/14
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