集英社コバルト文庫 そして花嫁は恋を知る9 黄金の都を興す姫

著者名：小田菜摘【著】/椎名咲月【イラストレーター】

集英社（2015/01発売）

• ISBN：9784086014359

内容説明

皇女なのに、離宮で暮らすイリアティーヌ。父の後妻である現皇妃が苦手で、宮廷生活から遠ざかっていたのだ。そこへ結婚相手として紹介されたのが、若き将軍シリウスだった。ところが、彼はこの話を断るつもりだという。イリアティーヌの夫になれば、次期皇帝になれるのに。驚いたイリアティーヌだが、実は彼とは九年前に出会っていたことに気がついて…？　帝国の歴史を変える、運命の恋。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぬこっこ]

第9作目。今回は全シリーズの中でもラブ度が高かった気がする。ただ、いつも通りヒーローであるシリウスは？が飛び交う。あのエイレーネに対しての思わせぶりな態度はどこ行った（笑　そしてどこで主人公を好きになったのかよく分からない。でも題材は重いけど良かった。次はこの話の続編かな。

2010/09/08

[透馬なごみ]

シリウスはエイレーネが好きだったのか、憧れだったのか。今だに疑問に思うところですが…。今回最も輝いていたのはファウスタでしょうね。んでもって最も振り回されてたのシリウスですよね。彼、それ利用しまくってましたけど。彼、頭の回転早いですよね。こう、作品読んでいるとやっぱり”政治＝宗教”な部分て大きいなって実感します。だから今もどこかの国では宗教対立が起きてるんだろうなぁ、と。もちろん受け入れてる我が国ですが根本は仏教だったりしてると思うんですよね。マンガ・混浴はいけません！の巻。ルクレティアスが面白かった。

2014/08/05

[サラ]

主人公カップルよりファウスタのほうが輝いてたなぁ。あとがきの作者さんじゃないけど、歴史ものの悪女は魅力的で大好き。ところでシリウスは結局エイレーネが好きだったのかな？謎のまま結婚しちゃったけど・・・。

2012/09/07

[ゆり]

イリアティーヌが色々な出会いや出来事を通して成長していくさまがいいな。このカップルはなんだか初々しくて好きです（笑）。ファウスタが悪役ながらに本当にかがやいている…（笑）。おまけ漫画のラブラブには笑ってしまいました。

2011/08/12

[有珠]

シリーズの中で１、２を争う好きみの話でした。イリアティーヌが徐々に変わってきて、頑張っていくのがよかったです。宗教関係の話は難しいですが、読みやすかったです。シリウスが結局いつイリアティーヌを好きになったかや、エイレーネのことはどうだったのかがもう少し書かれてたら嬉しかったかな。おまけ漫画が好きｗぜひ２人の後日談が読みたいです。

2010/11/20