集英社コバルト文庫<br> そして花嫁は恋を知る2 白銀の都へ旅立つ姫

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集英社コバルト文庫
そして花嫁は恋を知る2 白銀の都へ旅立つ姫

  • 著者名:小田菜摘【著】/椎名咲月【イラストレーター】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 集英社(2014/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086012225

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内容説明

かつて栄華を極めたブラーナ帝国は、いまや攻め滅ぼされる危機に直面していた。世継ぎの皇女アグライアは、援軍を頼むために北のフレンドル公国へ赴く。現在の最高権力者、前大公の嫡男ユーリは、ある条件つきで了承した。その条件とは、彼とアグライアが結婚すること――。ユーリの狙いはブラーナ帝国の併合か? 危ぶむアグライアに、彼はこう告げた。この婚約はいずれ解消する、と……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

幸音

12
積んでいたけど冬の季節に合わせて読了。攻め滅ぼされる直前であるブラーナ帝国の世継ぎの皇女・アグライアと、援軍を求められたフレンドル公国嫡男・ユーリ。アグライアが、世継ぎとして国を想う強さが凛としていた。ヒステリックな大公妃のインパクトが強く、だからこそ終盤の展開に驚いた。それにしてもあんな感情的な大公妃を慕う男性がいた(?)ことに驚きを隠せない。結婚前はあそこまでの性格じゃなかったんだろうか。無口でそっけないリュドミラの、あの場面での言葉に涙腺が緩んだ。溺愛じゃない雰囲気の少女小説もたまにはいい。2016/01/10

サラ

10
これまで5冊ほどこのシリーズを読んだけど、これがダントツの出来だと思う。落日の帝国の皇太子としての立場と義務をどんな時も忘れない主人公アグライアがとにかくかっこいい。お相手のユーリは壮絶な生い立ちにもかかわらず実は情け深くて優しいところが素敵で所々キュンときた。そしてなによりリュドミラの最期の言葉と挿し絵の笑顔が印象的だった。あれほど文章とぴったりな挿し絵はなかなかないと思う。2012/09/12

梅みかん

8
前作の500年後ということで、最初は各国の力関係のちがいに戸惑ったりしたけど、それでも面白かった。特にリュドミラが炎の中に戻るところは泣けた。前作に引き続き最低な母親が出てきて、兄弟間の不和も。でも、ハッピーエンド。2018/01/29

透馬なごみ

4
このシリーズは続編ものではないのですね。私はロディの気持ちもわからんではない。母親に「私たちは殺されるのよ」なんて教えられてたら私でもきっと 殺られる前に殺らなければ と思います。その面ではロディも被害者なのかな…。1番の被害者はやっぱりユーリだけど。傷なんて一生消えないし、ましてや傷を見るたびにアグライアは悲しくなるんだろうな、と。リュドミラが1番死ぬ間際まで美しく、儚い存在だったな、と思う。2014/07/11

ゆり

4
リュドミラが好きです。泣けました…。自分の国を何より大切に想って自分の感情をおさえてしまうヒロインも健気で、好みです。イラストもきれいで良いです。2011/06/24

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