内容説明
カラ・ブライ王国の後妻になることが決まっていたブラーナ皇女のリュビア。だが、王の急死により、その息子アレグとの結婚に変更されてしまう。おまけにブラーナ皇帝である兄は面倒な「持参金」を追加していた。紛争の火種となる聖地ハバト峡谷を押しつけられたのだ。ある理由から、夫となるアレグを警戒していたリュビアだったが、結婚する前から彼に頼らざるを得ない状況に陥って……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨蛙
7
ルディックが天然なのか実はそうではないのか最後まで気になってしょうがなかった。計算してたらすごくおもしろいキャラだと思う。ラーディールは気の毒だったけど、聡明な彼のことだから、きっとうまく国内の問題も舵取りしていくことだろう。そしていい伴侶も見つかるといいね。2011/11/03
U
6
ブラーナがあんまり栄えてない感じなのが、何だか新鮮。面白かったです! 歴代キレ者大物ヒーロー&ヒロインと違って、今回の二人はまだ手探り、駆け出し、のような、そんなハラハラ感も。少しずつ恰好良くなっていくヒロインが素敵。初々しい甘さも良かったです。ルディックはアレですか、愛すべき馬鹿というやつですか。ラーディールせつないな。なにげなくリュビア付きの侍女さんが大変そうでした……。そしてそろそろ年表と地図が欲しい……!2011/11/03
透馬なごみ
5
嫁恋シリーズのイラストで何を1番にみてるか最近気付きました、手です。細かいですよね、手。さて今回は今までで一番好みだったかもしれません。ヒロイン・リュビアの考えて、わからないところは聞いて、それでも相手を思って聞けなくて、っていう性格が好ましかったです。それでいてヒーロー・アレグと前半は反りが合わなかったわけですが、後半はお互いが想いあっていて、またその想いあうまでの時間というか、過ごし方がごく自然だったように思います。話し合いをきちんとしてたからかなと。≫2015/03/12
しき
5
なんだろ?悪くはなかったし、ラブ度もこの作者らしいといえばらしんだけど、今回言葉遣いとか細かいところがすごく気になって、物語に入り込めなかった。国家間の位置関係とか問題とか争う理由とかがもうひとつわかりずらいのがその一因かなぁ?なんか当て馬とか出さすに、ただ他国に嫁ぐことによって王族、未来の王妃として義務に目覚めていくお姫さまがみてみたかったなと。後、シリーズ通しての年表と、その時代、時代の地図が欲しいなぁ。いや切実に。2011/11/09
さぁちぃ(積読本消化中…)
4
今回も政治色が強めでラブ要素はほとんどなし、主役2人はいつお互いを好きになったの?そこらへんの描写がいつも足りない気がするんだよな。このシリーズは設定が凄い丁寧に作られてるから好きだけど、そろそろ年表が欲しいです。もう誰の子孫とかどの国とか分からなくなってるよ(笑)あとシリーズ初期のように悪女が欲しいなー最近のは似たり寄ったりの内容だからいつも微妙なんだよね。でもなんだかんだで好きだから読み続けますけど。2012/10/30