シグルイ 11

著者名：山口貴由/南條範夫

秋田書店（2013/09発売）

• ISBN：9784253232210

内容説明

凄絶なる仇討試合で片腕を失った藤木源之助。三重とともに黄泉の国へ旅立つ覚悟をもって迎えた運命の日、二人を待っていたのは死よりも残酷な上意であった……。新章・がま剣法編も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[緋莢]

左腕を失いながらも生き残った藤木に「伊良子清玄との決着をつけろ」と駿河藩からの使者が告げます。しかも上意なので、逆らえません。御前試合への流れが出た中で、話は舟木道場に変わります。ぬふぅ兄弟、じゃなくて数馬と兵馬を殺された舟木道場に残っている子供は千加。女性ですが、怪力と豪放で片付けていいのかってぐらい、また濃いキャラですが、『シグルイ』故致し方なし。舟木道場編、もう一人の主役・屈木頑之助、通称〝蝦蟇”がさらに濃いキャラです（続く

2018/09/09

[のれん]

雁之助の話をするとは本当に全章やる気だったんだろうなぁ。 雁之助のがま剣法魔改造やら、千加のキャラ改変っぷりなど話は盛り盛られているが、しっかりと卑屈な醜男がその気などない乙女に共感し、這い寄るよる構図はよりハッキリしているから凄い。 源之助の追い詰められっぷりは辛いが、それに対して一心に決意している三重は怖い。 源之助の左腕は切った清玄だけじゃなく、雪千代みたいなあの仇討ちやその結果に対しての死を強制する武家社会全てに繋がっているのだろうか。

2021/01/16

[exsoy]

ガマきっめえええ

2014/08/09

[とんかつラバー]

勝気な美少女剣士が登場！と思いきや一筋縄でいかないのがこの漫画。美しい千加様に思いを寄せる醜いガマ男。不幸な生い立ちなんだけどストーカー気質ぶりが全く同情できないどころか嫌悪感しかない。

2022/04/19

[alleine05]

仇討勝負を見ていたがま剣士当番巻。次はこいつが藤木か伊良子の前に立ちはだかることになるのかと思ったのだけど、真剣御前試合まで生きていることが確定ということは戦うことはないのかな？

2018/05/19