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内容説明
江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!! 残酷無惨時代劇!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
22
寛永六年、駿府城で徳川秀長が開いた真剣御前試合で戦う隻腕の剣士と盲目跛足の剣士の因縁を描く残酷無惨時代劇。血液!内臓!筋肉!エログロバイオレンスで私の好みド直球だった。第一話から圧倒的に好きだし、ずっとクライマックスの如く見応えの詰まった第一巻。絵の圧が強烈で、殺陣の描写もすさまじくかっこいい。道場での作法に則った狂逸の数々は美しくもえげつなくて凄く好き。徳川家光の弟・忠長は国千代のイメージしかなく、こういう人だとは全く知らなかった。彼の狂気をもっと読みたい。行ったばかりの掛川が舞台なのも嬉しかった。2020/02/13
緋莢
18
寛永六年。駿河城内で行われた真剣を使用した御前試合。第1試合に登場した左腕のない藤木源之助と、片足が不自由で盲目の伊良子清玄。2人には長年にわたる因縁があり、それを描いた物語です。作品の冒頭、駿河大納言・徳川忠長に、真剣を使っての御前試合を止めるよう自身の腹を切り、その中身を出しながら「真剣試合のもたらすものはつまるところこのようなもの」、「このようなものが御覧になりたいと仰せられるか?」と訴えますが、この作品にもあてはまります(続く2018/09/08
SIN EIM
15
【えぐい・むごい・汚いを描く】「も」ではなく残酷「を」極めるほどに描く。コマ割りも、筋肉や表情の描き方も独特。本屋さんで表紙をもたら、「なんだこれ?」と興味をそそられる一冊。冒頭の「封建社会は、多数のマゾヒストを・・・」の下りで一挙に物語に引き込まれた。歴史の授業や大河ドラマでは決して見ることができない、中世のえげつなさと、それらを支える哲学を見ることができる。2025/08/04
のれん
14
原作たる小説版を読んでから再び読みふける。 最早原案レベルでキャラが違い、特に虎眼師匠はオリキャラと言われても仕方ないレベル。 しかし放り投げる兜割など、ちょくちょく原作の他試合ネタを引っ張ってきていて、リスペクト精神に溢れているところはニクイ。 何より原作者が描いた「封建社会の残酷さ」をテーマにより深く物語を掘り下げている所に矜持を感じる。 一話から二話まで跨いだ見開きのモノローグが今作最大の見所の一つ。漫画だから描ける面白さ。2021/01/04
exsoy
14
いきなり血が紫でうえーって2014/06/16