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内容説明
かつての師・岩本虎眼に両目をつぶされた伊良子清玄は復讐鬼と化した。無明なる剣は老いたる虎を斬れるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
13
ついに星が流れた2014/07/30
緋莢
11
資金調達の旅の途中で牛股権左衛門は、当道座の検校のもとに身を寄せた伊良子の命を受けた手練れに襲われ、藤木は伊良子の果たし状によっておびき出されます。藤木の前に現れたのは検校の中間・友六。その火縄銃から放たれた弾を刀で止めたのは強運と、攻撃予測があたったからとはいえ、藤木、凄すぎ。伊良子の目的は虎眼。怪物同士といっていい、伊良子と虎眼の戦いは壮絶なんて言葉が生ぬるく感じるほどの凄まじさでした。陰惨な場面しかない作品ですが、それでも先が気になって仕方ないパワーがあります。2018/09/09
とんかつラバー
9
清玄は復讐のためについに虎眼の下までたどり着くがやっぱ虎眼すごい。ただの変なじーちゃんではない。つーか清玄の勝利って実力でなく女達の助力によるものじゃないの?まあ女心を弄んで味方につけるのも実力なのかもしれないけど好きになれない。2022/04/06
のれん
9
まるまる虎眼師匠巻。 ここまで狂気と剛毅さを溢れさせた老人キャラは他に知らない。 清玄という男の煽りは最早粋な演出の領域。前巻までの社会の息苦しさなど感じないのは、この恐ろしき怪物同士の戦いだけが描かれているからかもしれない。 それほどまでに岩本虎眼というキャラは濃かった。狂う虎にして、御家に命を懸ける武士にして、娘を思う父であった。素晴らしい。2021/01/13
にがつ
3
うどん玉のごとく大脳って。すごい表現だな。あと小腸から大便臭とかも、妙に納得してしまった。そしてトラと龍だな。三重がたしかにばけものっぽくなったな…。これは毒親からの卒業的なことなのか。2014/08/02