内容説明
ツインテールを愛するすべての者たちよ――。
敵の本拠地へと突入したツインテイルズ。しかし全てのエレメリアンを統べる者・首領との死闘の果てに、テイルレッドは敗北した。そして今度は逆に首領が、総二たちの世界への総攻撃を宣言する。
首領を倒すためには、自分自身のツインテールを犠牲にするしかない――総二は悲壮な決意を胸にする。愛香は、トゥアールは、慧理那は、イースナは……大好きな彼に寄り添い、最後まで一緒に戦うことを誓う。
そんな彼らの絆を嘲笑うかのように、かつてない数のエレメリアンが世界中を一斉に襲撃。テイルレッドは首領の策略により、全世界に正体が男であることを曝かれてしまった。
この世界は、テイルレッドの存在がきっかけでツインテールへの愛が育まれた。その幻想が崩壊した以上、人々はツインテールに絶望する。
果たして総二は、自分が守ってきたものが消えゆく悲しみに襲われながら、なお戦うことができるのか。世界の、宇宙のツインテールの行く末は……。
その少年は、ツインテールが好きだった。ツインテールを守り続けた。そして……。
ツインテールを愛する全ての者たちよ、今こそ見届けよ。
観束総二、テイルレッド。最後の――テイルオン!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
39
これぞ最終回!と思わせる王道展開。その中心にはツインテールがあった。最後まで熱く、笑える大好きな作品だった。2020/05/01
のれん
19
結論から言えば、極めて優等生な完結をした。 圧倒的な強さへの恐怖を皆からの応援で溶かし、正体バレからの人々の熱き魂の声援により覚醒。究極を超えた究極形態はティガ+クウガを思い出す。特撮もの全部ぶち込みました感は本作ファンなら誰もが感じるだろう。 だからこそ本作特有の「ツインテール」と怪獣描写が光る。何だかんだいって怪獣みんな良いやつらで、恋愛もするし応援もするし、ラスボスだって憎めないキャラだし。 締めも含め王道の一言。変わったものでも真っ直ぐ好きになっていいというメッセージを感じた。完結お疲れさまです。2020/02/19
サケ太
17
最後まで、熱く、そして綺麗にまとまった作品。ツインテールでありながら、全ての王道が詰め込まれた、最高のツインテールをありがとう。
天涯
17
本編完結。続くのかもしれないし、これで終わるのかもしれない。最終決戦。戦いに挑む前の描写も良かったし、決戦も熱かった。危機に陥る主人公たちは王道。この巻もしっかりと独特のノリは健在で嬉しい。いい終わり方だった。もう少し続きが読みたいのでまだ出てくれると嬉しい。ひとまずはお疲れ様でした。2020/02/18
彼方
16
首領との死闘の果てに敗れたテイルレッド。そしてアルティメギルの全世界への総攻撃にツインテイルズはどう立ち向かうのか…本編完結。もう集大成の中の集大成といいますか…全てを背負う総二のヒーローとしての葛藤、ツインテールが結ぶ絆と強さ…もう本当満点ハナマルの最終決戦でしたね…見開きのシーン熱すぎません…?涙こみ上げてうるうるしてましたよ…。毎回毎回無駄が全くない構成で最後までキッチリ、それでいて燃える…ツインテールが心に刻まれる究極のヒーロー作品でした。もっと皆に広めたいし最後までアニメ化してほしいまである…。2020/02/19