内容説明
２０年後の未来からテイルレッドの娘が来訪。
アルティメギルとの最終決戦から数か月。
散発的に襲来する“野良エレメリアン”の侵略から世界を守るため、ツインテイルズの戦いは続いていた。
夏休みが間近に迫り、トゥアールの提案でツインテイルズの活躍の歴史を後世に残す記念動画を撮影することに。個性派揃いの面々だけあり、撮影は難航するが……。
そんな時、まるで総二・愛香・トゥアールの３人の出逢いを再現するような奇妙な行動を取る少女が現れた。彼女の名は観束双愛。その正体は、とある事件を解決するため２０年後からやって来た、観束総二の実の娘だった。
総二の娘を名乗りながらも、頑なに母親が誰かは教えない双愛。しかし彼女はツインテイルズ全員の特技や趣味をことごとく受け継いでおり、愛香たちは誰が未来で総二と結ばれているのかやきもきする。
仲間の焦りも知らず、娘のため早く問題を解決しようと意気込む総二だが、双愛にはある秘密があった。彼女が追ってきた、世界を脅かす恐るべき事件の全貌とは！？
「俺、ツインテールになります。」１０周年を記念し、テイルレッドたちがちょっとだけ帰ってきた！
これは未来へと紡がれていく、メモリアルなツインテールの物語。
（底本 ２０２２年１１月発売作品）
※「ガ報」付き！
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
18
劇場版第2弾。 ツインテールに限らず、2代目というのはマンネリ感がつきものだ。鮮烈なイメージも慣れれば伝説という枠が作られ、箱から眺めるように落ち着いた安心感を覚えてしまう。 だがそれこそが進化である。安心を継続し時に打破することで王道へと変化する。 ツインテールに畏敬を抱かせた本作も同じ。ツインテールバカが暴れる怪作は、特撮愛に溢れたツインテールヒーローを生み出す快作となっていたのである。 全ての性癖に幸あれ。他シリーズコラボも含めこれからも楽しみ。(1/2)2022/11/26
彼方
9
アルティメギルからの最終決戦から数ヶ月。野良エレメリアンの対処で戦い続けるツインテイルズの前に現れたのは、未来からの来訪者・実の娘の双愛と新たな敵、キマイラギルティで…22巻。今回も熱かったなぁ…ツインテール愛に満ちた世界だからこそ、性癖が衰退する危惧やテイルレッドを親に持つ双愛の育った環境、どんな問題だろうと束ねられた…更に進化するツインテール愛で突き抜けていく…これまでの様々なチェインや未来ならではの限定の力と、相変わらずこれでもかと盛り上がる面白さ。久々の刊行でしたけど、やっぱり抜群な安定感でした。2022/11/30
ささきち
8
いきなり新刊が出てきてびっくりですよ！それに表紙がトゥアールと愛香でどんな内容なんだろうと思ってしまいましたね。そんで内容だがまたまた劇場版仕様なのだが読んでいてわかるーって感じに仕上げてきているのが本当に凄かったですわ。最終決戦から数ヶ月でまだまだ野良とかが現れては戦う日々が続いているのだが、そんなある日未来から総二の娘を名乗る双愛が登場してツインテールズに激震が走るｗ当然自分が母親だ！と主張する女がいるが総二がちゃんと子作りしたということに感動しますぜ。ツインテール以外にもちゃんと女性を愛する心が 2023/02/07
bluets8
5
劇場版（20巻）の次は未来から娘が来るOVA。その娘双愛はヒロインたちの悪いとこばかりを抽出して受け継いでしまった大変残念な子で。彼女が娘と判った瞬間から誰が母かで醜い争い始めるの母候補共に、この母にしてこの子ありだなとｗ そんな懐かしくも相変わらずな日常パートから、いざ決戦となればスイッチが入るのが本シリーズ。定番のヒーローもの展開なのに、熱く仕上げてくるのは流石。中でも胸を熱くしたのが愛香とトゥアールの友情。表紙に相応しい主役を食う活躍で、出会うはずのない二人が親友になっている事実を改めて尊く思う。2022/11/22
ぷるぷる
4
本編終了後の第2弾。前回は✕✕だったが今回は今まで通りで面白い。未来から総二の娘が来たという新機軸で楽しませてくれました。いい加減飽きてるはずの貧乳ネタも久しぶりだからか笑えました。満たされると性癖は減退するというもっともらしい説明のバカバカしさに感動しました。愛香とトゥアールの百合っぷりが好きです。後書きにはまだツインテールは終わらないとあって、もう引退宣言後のプロレスラーみたいだがちょっと上品な下ネタと特撮ヒーロー的熱い展開が有ればもっと続ければ良いじゃん。というか続けて下さい。お願いします。2023/01/15
