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内容説明
世に名高い悲恋の物語、道成寺の安珍清姫伝説。旅の僧・安珍に恋をした庄屋の娘・清姫がその叶わぬ恋に身を焦がし、蛇となって道成寺まで安珍を追いかけたという話である。ある日、その舞台となった和歌山県の日高川から、道成寺のものではないかと噂される鐘が発見された。現場に赴いた宗像は、そこで鐘の発見者である女性ダイバー・早鷹渚と出会う。渚の面影に、宗像はある女性のことを思い出すが…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi-papa
20
どのお話も相変わらず面白いですね~。でもこの巻では特に、「虫愛ずる姫君」のお話が小品ながらよかったです。2017/01/28
まぁねぇ
12
道成寺、星の平、虫めずる姫。人の想いにロマンを感じた。2019/09/02
月子
10
似たようなお話になりがちなので、最後のお話がよかった。2019/06/28
bluemint
7
道成寺の鐘が川底から発見された話、遠い昔に落ちた隕石をめぐり対立してきた物部氏と忌部氏の現代に至るまで続く対立、現代の虫愛づる姫。古代から続く共同体や家系ではその伝統を誇りを持って維持しているが、現代では無理も生じてくるのだなあ。最後の「虫愛づる姫君」は小品だが心に残る。2019/01/22
かっぱ
6
能にもなっている女の情念が蛇になるという安珍清姫伝説の道成寺の鐘にまつわる話。ところで妙満寺にある鐘は本物なのだろうか。「虫めづる姫君」に題材をとった短編もよかった。2012/08/04