内容説明
半導体とはそもそも何か。半導体不足が及ぼす世界経済への影響。世界各国が奪い合う戦略物資となった背景。日本の半導体流通を牽引する著者が半導体のすべてを徹底解説!
目次
第1章 知らないと恥をかくビジネス教養としての「半導体」(世界経済を語るうえで中心的存在になりつつある半導体;コロナ禍で叫ばれる半導体不足 ほか)
第2章 生活や社会インフラに欠くことができない半導体とはそもそも何か(半導体とはそもそも何なのか;社会インフラの中枢を支えている半導体 ほか)
第3章 半導体産業の発展が文明を発達させる経済の要となる半導体進化の歴史(半導体の進化が世界の価値観を変えていく;半導体の役割はもともと何が担っていたのか ほか)
第4章 半導体は石油などと並ぶ国際戦略物資世界中で需要拡大が続く半導体業界の動向(活況が続く半導体市場;これからの半導体市場は、個々の細胞が膨れ上がるように増大する ほか)
第5章 2030年、半導体市場は1兆ドル時代へ進化し続ける半導体が社会に起こす変化とは―(1兆ドル規模へ成長する半導体市場;日本の半導体産業はどうなるのか ほか)
著者等紹介
高乗正行[コウジョウマサユキ]
株式会社チップワンストップ代表取締役社長。1969年生まれ。京都市出身。神戸大学理学部地域惑星科学科卒、神戸大学大学院経営学研究科経営学修士取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mazda
70
世界で見ると、1人あたり年間146個の半導体が供給されている計算だそうで、さすがにこれには驚きました。半導体と一言で言っても用途は非常に広く、今や電気で動くものは全て何らかの半導体が入っています。直近では、AIなどで使われるGPUもその1つですが、正直NVIDIAがここまで大きくなるとは想像できませんでした…。それくらい、AIというものが身近になり、誰でも手が届く存在になったということでしょう。GPUだけでなく、化合物半導体やパワー半導体など、半導体という言葉も、幅が広くなっています。2024/07/05
Mark X Japan
9
半導体について、知っているようで知らなかったです。自動車を中心にした今の半導体不足の理由も概ね分かりました。事情に不安定活だけども大事な産業です。世界情勢の不安定がさらに、追い打ちをかけています。☆:4.02022/11/26
kabeo
7
半導体ビジネスの規模の大きさは漠然と感じていたが、その重要度を認識した。半導体産業が急速に順調に成長してきた背景に冷戦後の安定した世界情勢があったことを知った。今後は今までと同様には展開できないかもしれないが、益々半導体の重要度は高まり続けるのでビジネスチャンスはまだあるだろうと感じた。2024/08/13
naobana2
7
いまの世の中、半導体を知らないと生きていけない!ということで読んでます。工場のこととか興味あったので参考になります。2023/10/28
connect
7
半導体の歴史や業界全体を知るために読んだ。全体像を把握できた。2022/11/23
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