内容説明
美希也の家は京都の置屋、吉乃家。女将である母は、女手ひとつで美希也を育ててくれている。置屋の仕事は、舞妓や芸妓をお座敷に差し向けること。ところが吉乃家の舞妓が逃げてしまった! 代わりをやれるのは美希也しかいない。男が舞妓になるのは前代未聞、でも中学二年のわりに小柄で、舞妓ことばもばっちりの美希也。化粧をしたらめちゃくちゃ可愛くなって、一晩で売れっ子舞妓に――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
22
かわいい舞子ちゃんが大人を振り回す痛快もの。楡崎の「・・・身体が先にあって、心は身体についてくる。」ってまるで吉行 淳之介の『砂の上の植物群』だぁ。2012/11/07
baba
4
京都の置屋で、人気の舞妓が突然失踪。置屋の息子が見習い舞妓に扮して、一夜限りのピンチヒッター、のはずが・・・。肩のこらない読み物として、サクサク読めるし、おもしろいのだが、13歳ということで、児童福祉法とか、今何かと話題の淫行とか、楡崎さんにはいろいろ問い詰めたい。このシリーズが図書館で読めるというのもすごいかも。2017/06/19
まるこ
3
デジタル版で読了。面白そうだなーって思い、ずいぶん前からダウンロードしてました。思ってた感じの明るく楽しい展開♪デジタル版なので無いと思っていた挿絵が あったのも嬉しかった^^美希也の舞妓は状況が状況とは言え、最初は自分から進んで・・・だったんですね(笑)舞妓の時の美希也の心の声が面白かったです。京都のしっとりとした雰囲気と舞妓さんの世界が詳しく読めたのも良かった。シリーズは完結しているとは言え長いのでどうしようかなーって思うけれど、でも続きが気になるのでゆっくりと読んでいきます。2015/10/29
ice0404
3
小1時間でさくっと読めた。期待以上におもしろくって、続きが気になると思ったら。5…50巻以上もあるの?うっそ~…すごいな。まぁ、中古で揃えればいいかぁ。そういえば小学生のときに旅行で舞妓さんを見て、自分もなってみたいと憧れたことを思い出した。あの頃ならまだ間に合ったな。でも親が許すまい。うむむ。懐かしいなぁ。★★★☆☆2015/03/29
kagetrasama-aoi(葵・橘)
2
コバルト大好きおばあさんなので、思わず全巻買って読みました(≧▽≦)!(リアルタイムで購入していましたが、途中からはもう惰性で……。)まあ、屈託の無いお話で、面白かったですが、あまりにも長くてループしている感じで!処分する前にもう一度読み返しました。”少年舞妓・千代菊がゆく!”第一巻。2014/11/05