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内容説明
黒魔術を操る美少女・黒井ミサ。「エコエコアザラク」の呪文が響く時、街で、教室で、何かが起こる……。オカルトミステリーの金字塔がついに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
35
「妖蛾」は衝撃的な話だった。夢でミサに甘えてきた子供達は毒蛾の幼虫であり、ミサが目覚めると友人が薬をかけて虫を殺そうとしている。幼虫はみな子供の顔になって苦しみ出し、親蛾も必死に抗うが、ミサは魔術で雨を降らせて蛾の親子を流してしまう。幼い子でも毒虫なら殺さねばらないのは人の世の掟だが、読んでいて胸が詰まった。一方、「大魔術師・黒井ミサ」には残忍な人間の子が現れて、無力なミサの両親を殺そうとする。自らの無意識かも知れない子供らの悪と向き合った時、ミサの何かが変わったのでは。悪魔の前で踊るミサに凄みを感じた。2016/11/28
直人
1
今ひとつ乗れる話が少なかったような。 ミサのミニチュア状態だった両親が普通サイズに戻るエピソードあり。 両親も黒魔術師だったはずなんだが,本当にそうなの?というような話もあったり。 まあ,古賀先生自体がときどきとんでもない話を描いたりする方だからなあ。 『私の肌に呪いの顔が』なんかストーリーが破綻していたし。2020/10/30