週刊少年チャンピオン エコエコアザラク（1）

著者名：古賀新一

秋田書店（2013/06発売）

• ISBN：9784253033619

内容説明

黒魔術を操る美少女・黒井ミサ。「エコエコアザラク」の呪文が響く時、街で、教室で、何かが起こる……。オカルトミステリーの金字塔がついに登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜間飛行]

黒井ミサは本当に悪い女だが、その悪さの底には多くの人の心にある怒りが黒く渦巻いているように思った。人間という、ずるく小心で、強者にへつらい弱者にいばる存在（私もその一人）への怒り。ミサは黒魔術を使ってその怒りを解き放つのだ。魔女について知りたくてこの漫画を読み始めたが、読むうちに自分も巻き込まれていくような怖さを覚えた。悪魔に魂を売ったミサは人間社会から迫害される運命にあり、その体には禍々しい悪魔の印が刻まれている。誰よりも人らしくあろうとするミサを、淫奔で非道な魔女にしてしまうのは人間自身ではないのか。

2016/09/15

[ヒデキ]

kindleにて コミック版、読むの初めてです。 毎週のチャンピョンで読むを楽しみにしていました

2024/06/01

[Carlyuke]

40年以上も前の作品。ヤマザキマリさんがリアルタイムで少年チャンピオンで読んでいたというマンガ。中野ブロードウェイでエコエコアザラク展をやっていて第1巻を妻が購入したという。2018年に41版として発行された新品。映画や文庫にもなっている。読んでみたがそれほど古さは感じなかった。結構残酷なマンガだがマンガなのでいいのかも知れない。全巻読むと長いのでこの巻のみ興味本位で読んでみた。

2019/09/11

[kei-zu]

電子書籍の無料体験版で2巻まで読了。本作が連載中の「週刊 少年チャンピオン」は、「ブラックジャック」「ドカベン」「がきデカ」「マカロニほうれん荘」など豪華絢爛のラインナップ。私自身は、ギリギリ間に合った世代です。 1話完結の読み切りで構成される本作も、単純な勧善懲悪ものに至らず、バラエティ豊か。長期連載の後期は、ドタバタに振り切った話しもありました。 主人公の黒井ミサの魅力に、他の類似作品はなかなか及びません。脱ぎっぷりも良い彼女は、子どもの頃、憧れのお姉さんでした(^^ゞ

2022/04/22

[kenitirokikuti]

ブックライブ期間限定無料版にて。ひさびさに読んだ。やっぱ昭和40年代のド暗いオカルトものの方が好きだな。吉野公佳主演の映画版も印象に残っている／リアルタイムでは知らないけど、当時のチャンピオン誌上ではエコエコとブラックジャックが怪奇枠だったんでしょ？ ／読み直すと、奥瀬サキ・阿倍野ちゃこ『DRAW ドロウ 魔女の眠る海で』の何割かはエコエコだよな。

2017/09/09