週刊少年チャンピオン エコエコアザラク（8）

著者名：古賀新一

秋田書店（2013/06発売）

• ISBN：9784253033688

内容説明

黒魔術を操る美少女・黒井ミサ。「エコエコアザラク」の呪文が響く時、街で、教室で、何かが起こる……。オカルトミステリーの金字塔がついに登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜間飛行]

この巻のミサも幾つかの貌を見せている。「首が落ちる」では山奥の学校で恐ろしい目に遭う生徒の一人であり、魔術など使わないふつうの中学生。「歌手と殺人者」では、歌手志望の青年を好きになってその悪運が尽きるまで傍に寄り添う一途な少女。これらの話のミサは平凡な女の子にすぎないが、彼女が関わると人の運命や秘密が露わになっていく所にやはり尋常ならざるものを感じる。意識せずともそこに魔力が働いているのかも知れない。ミサが魔女の本領を発揮するのは「魔法の杖」で、銀行強盗の男を毒殺し、女は蒸し焼き窯に入れて焼き殺している。

2016/10/13

[直人]

古賀先生は恐怖映画やオカルト映画（当時は“ホラー映画”という言葉がなかった）をよくご覧になっておられたようで，映画のスチルをこのマンガの構図に使われたりされていた。 このマンガだけではなく，当時先生が描かれた『恐怖のオオカミ少女』なんかでもそうなんだが。 あまりスクリーントーンを使われないのも特徴のひとつかな。

2020/10/19