週刊少年チャンピオン エコエコアザラク（17）

著者名：古賀新一

秋田書店（2013/06発売）

• ISBN：9784253033770

内容説明

黒魔術を操る美少女・黒井ミサ。「エコエコアザラク」の呪文が響く時、街で、教室で、何かが起こる……。オカルトミステリーの金字塔がついに登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜間飛行]

対面番組に出演した嘘つき少年の両親にミサの使い魔が化けていて、生放送中に少年の首筋にがぶりと喰いつく話や、生徒の金品を巻き上げるヤクザ教師に向かって、ミサが教室でピストルをぶっ放し天井を落とす話など、この巻は読者の度肝を抜くような展開が多い。また、西洋館の歩く甲冑や全体が精巧な機械で作られた城など、ことさら奇を衒った仕掛けもあちこちに施されている。だが白眉は何といっても「怪奇画を売る女」で、ミサをモデルにした裸体画の気持悪さは一生忘れられないくらい蠱惑的だった。昔も今もこのページは一人でこっそりと見たい。

2017/11/30

[直人]

コメディー・シリーズはどうやら１巻に１本載るようだ。 黒魔術を操る割に，お化け屋敷を普通に怖がるミサがかわいい──というか理解不能ｗ まあこの17巻の初版が1979年で今から42年前なので，おおらかというか大まかというか。 ある意味ゆとり世代よりもゆとりがあったと思う。

2021/01/17