- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
黒魔術を操る美少女・黒井ミサ。「エコエコアザラク」の呪文が響く時、街で、教室で、何かが起こる……。オカルトミステリーの金字塔がついに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
51
本巻ではミサが人間世界に深く入り込み、魔術を使わずに終わる話が多い。例えば殺人犯を自白に追い込んだり、魔術に頼る野球部員を自力で戦う気持へ導いたり。中でも「校長先生の秘密」という話が好きだった。校長の威信がツケヒゲやカツラによって保たれている事を知ったミサが、権威失墜から校長を守る話である。魔術で生やした髭や髪は人を驚かすだけで何の役にも立たない。ツケヒゲやカツラというちゃちな仕掛けでも、人間には人間のからくりがあるという平凡な事実に感心させられた。人間のささやかな願望から生まれる地味な魔術に心引かれる。2016/10/12
目黒乱
7
コミカルな話が多い印象だったが、躊躇いもなく人を殺す話もあり、多様。とはいえ、「脅迫状とラブレター」はコミカルに終らせてはいけないお話である。だがコミカルな終わり方をしている。これこそがエコエコアザラクを読む醍醐味である。非常に大きな啓発を受けた。心に残る作品である。2016/11/28
直人
0
ミサが『オーメン』を観にいくというシーンがあったりしたので,後づけを見てみたら,初版が昭和52年。 手許にあるこの7巻は18版で平成22年のもの。 長い間愛されているコミックスなんだなあ。 映像化も数々あるし,古賀先生も天国で喜んでおられるだろう。2020/10/10