内容説明
曹操の謀略に敗れた馬超は、五斗米道軍の張衛の元に身を寄せた。劉璋の影に怯える教祖・張魯の言葉に従い、滞留の礼を果たすべく成都に向かう馬超が出会ったのは? 一方、孫権軍を合肥で破った曹操は、益州の劉備を討つべく漢中の侵略を目論む。孔明とともに曹操を迎え撃とうとする劉備、そして劉備の北征を援護しようとする関羽は……。傑作「北方版・三国志」新装版第九巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
23
赤壁以降の曹操軍の停滞、呉も蜀も決定力がなくて、天下三分の計というよりも、三つ巴の膠着状態。この間に水面下でいろいろ動いていることを、もう少し熱く語ってほしかったのだけど…。作者の熱が、感じられない。もう、漢(おとこ)が漢(おとこ)として戦う時代ではなくなったからだろう。そして、ずっと張飛ばかりを贔屓していたため関羽の存在感が薄かった結果、今回は関羽の見せ場のはずが、感情を揺さぶられることはなかった。劉備と孫権、互いに相手を漁夫の利で領土をせしめる姑息なやつ、と思っているところが笑える。 2024/12/18
クレイン
9
関羽が退場した。孫権はほんまに姑息このうえないと思う。曹操も元気なくなってきた。定軍山の戦いはあっさりと描かれていた。あと宗教の話もなるほどねと。人に戻ったんやな。なんとなく登場人物全体に漂う諦めムード…これは時代の空気感なんかねぇ。2025/05/13
勝也成瀬
5
とうとう関羽が討たれるところまできたかー、という感じ。やはり、関羽の周りに誰かいればと思ってしまう。しかし、関羽の最期はかっこいい。2024/09/01
kanaもん
4
漢中争奪の迫力、読み合いが面白かった。信義を貫く関羽はかっこいい。しかし謀略が。2024/08/29
難波猛
3
#読書 ◆流浪の馬超を麾下に加え、劉備は遂に益州を攻略する ◆更に曹操の大軍を漢中から討ち払い漢中王となる ◆劉備の天下実現に向け、荊州の関羽が北征を開始する ◆鬼神のような関羽の勢いに追い詰められる曹操に、曹丕と司馬懿は孫権と陸遜への離間の計を提案する ◆「関羽は謀略で殺してよい武将なのか」と葛藤する曹操や呂蒙 ◆世代交代と共に、戦場で雌雄を決する時代も終焉を迎えた ◆高潔で超然としている故に、敵からも畏敬されたが、峻厳すぎて味方や同盟相手から恐怖された関羽の最期 2025/09/28
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