内容説明
『赤壁の戦い』で大勝した周瑜は、自らが唱えた〝天下二分〟に向け益州への侵攻を決意する。だが彼に取り憑いた病魔は、刻々とその身体を蝕んでいく。一方、涼州で勢力を拡大した馬超は、父と一族を殺した曹操に復讐の刃を向けようとしていた。その馬超を、謀略を巡らせ追い詰めようとする曹操。そして劉備は孔明とともに、〝天下三分〟を実現させるため動き出す。新装版・北方三国志、激動の第八巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
20
赤壁が終わり、気の抜けた感がぬぐえない。本来ならまだ天下の情勢は定まっていないのに、なんでこんなに「終わった」感が強いのだろう。膠着状態の間延々と続けられる一人語り、または部下に対してかます薫陶など、はっきり言って鬱陶しい。そういうのは行動で示し、行間から読者が読み取るものだ。さんざん大物感を煽ってきた馬超が、一瞬で敗走する。周瑜亡き後の呉も、一瞬で舞台から退場。荀彧死す。「臥竜」(孔明)も「鳳雛」(龐統)も見せ場なし。一般的な『三国志』のヒーローに出番がないので、作者の思想が前面に出てきちゃって萎える。2024/12/04
倉屋敷??
4
今回目立ったのが馬超ですね。そして天下三分も間近だ。しかしその裏であまりにも呆気なく逝ってしまう英雄たち…。もうちょっとその辺りなんとかならないものかな。2025/02/13
yumimama60
3
周瑜が死んだ。 張衛は兄を戦いに引き込み、馬超は曹操と対峙。 そして、いよいよ劉備が成都に向かう。伊籍も病に倒れ、龐統は孔明を意識し戦果を焦り矢に射たれた。 曹操の配慮を監視と捉えた荀彧が毒を飲む。 筋を通し生き抜くもの、凋落に惑わされ裏切りを選ぶもの、様々な選択が見られた。 幽は周瑜の子とだけで生きていくのだろう。 2024/05/02
ディーノ
2
周瑜に多くの筆をさいている。北方三国志はマチズモ(男っぽさ)全開の作品で「男らしさ」「女らしさ」が禁句になっている現代にはそぐわない印象を受けた。少なくとも女性には受けないと思う。2025/04/28
勝也成瀬
2
劉備がやっと成都まで来て、いよいよ「天下三分の計」ですね。今回は周瑜の死と馬超の戦いが目立ったと思う。龐統の死は意外にあっけなかったのが残念。2024/08/15
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