内容説明
セントステラの勇者である千堂貴久が出奔し、死線を超えた夜。
貧民街から上がる煉獄の炎を呆然と見つめていたガルアーク王城の面々のもとに、突如として投下されたのはレイスが差し向けた神造兵器のゴーレムだった!! その圧倒的な戦闘能力にアイシア以外はまるで歯が立たず、焦り恐怖する一同。だがその場において平然とする少女がひとり――
「さあ、分岐した未来の帳尻を合わせるわよ」
微笑む彼女の導きにより忘れられた英雄が今、戦場へ帰還する!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
32
レイスによってガルアーク王国近辺に投下されたゴーレム。圧倒的な強さの前に実体化したアイシアが孤軍奮闘を強いられる中で、美春に憑依したリーナとセリアによって召喚されたのは…。ということでリオが皆の記憶に戻ってきたのは良かったですが、ゴーレム戦はちょっと引っ張り過ぎかな。ただ、その後の美春に憑依したリーナはグッジョブ過ぎる。そしてリオが皆の記憶に留まっていられるのは結界内だけという条件下の中でリーナに告げられた3つの助言にリオはどう向き合うのか続きも楽しみです。2024/02/03
よっち
32
貧民街から上がる煉獄の炎を呆然と見つめていたガルアーク王城の面々のもとに、突如としてレイスが差し向けた神造兵器のゴーレムが投下される第25弾。圧倒的なゴーレムの戦闘能力にアイシア以外はまるで歯が立たず、焦燥を隠せない一同。そんな中で見知らぬ圧倒的な力を発揮して状況に変化をもたらしてリオたちをこの場に召喚してみせた存在。とはいえそれでもなかなか厳しい戦いでしたけど、それを乗り越えたことでどうにか一時の平穏は得られそうな感じですかね…条件付きながら記憶を失っていた彼女たちと再会できたことは救われる思いでした。2024/01/31
サンゴ
14
お互いに不可侵でいられるのかしら2024/02/02
みどり
10
リオとソラがゴーレムと戦うのに紙幅をほぼ使い倒して、次への引きが凄すぎる。そんなに筆が早いわけでもないと思うのに、なんで!?と叫びそうになる。それにリオの無双もなんか使い勝手が悪そうではある。千年前の生まれ変わりというのも、なかなかここに来て違う意味があるのかなと思わせたりしている気がするのは私だけだろうか?とりあえず、リーナの魔法によって、結界の中だけではリオが思い出してもらえるのは良かった。あの、憎き勇者がどうなっていくか、そちらも気になる。2024/02/05
み
6
衝撃のラスト…!新章が始まってからというもの神のルールによりつらく苦しい話の傾向がありましたが今後は明るい話も増えるといいな。2024/02/05