内容説明
大貴族との望まぬ政略結婚から無事にセリアを救出したリオは、物資の補給と当初の目的であった【勇者召喚】についての情報を集めるべく、大都市アマンドを訪れる。その最中「父親に自分の無事を伝えたい」というセリアの願いを叶えるため、リオはクレール伯爵邸への潜入を試みることに！ 一方、セリアの結婚式に出席していた貴族令嬢リーゼロッテは、拠点であるアマンドへ戻る途中、ベルトラム王国の勇者・坂田や王女フローラらと予期せぬトラブルに巻き込まれてしまい!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
41
箸休め的な第六弾。セリアを無事かっさらう事に成功したリオたちが勇者の情報収集やらをする話。前回に引き続き今回も圧倒的ヒロイン力を発揮するセリア先生。このヒロイン力の高さは、流石はファーストヒロインといったところでしょうか。今回も物語的にそこまで進行してませんが、リオの前世についてを美春たちに知られたり、口だけ勇者が登場したり、因縁の敵登場フラグが立ったりと、色々と伏線が立ったのでここからに期待したいところ。とりあえず勇者がただの引き立て役にしかなってないけど、彼等は大丈夫なんやろか。次巻も期待してます。2017/02/14
雪紫
39
電子書籍にて読了。今までリオと会えなかった憂さを晴らすかのごとく、セリア先生が恋するヒロインムーブかまして可愛い（アイシアに少し対抗心抱いてるけど、どっちかって言うと恋のサポートされてね？）。一方弘明は異世界物テンプレの説明、ツッコミ役としては優秀だけど典型的なダメ勇者過ぎる・・・この勇者太鼓持ちして大丈夫かユグノー公爵ご一行様（と書いて同窓会的に集まったみなさんと読む）。リーゼロッテ陣営の言ってることもごもっともで。2021/08/31
オセロ
34
政略結婚させられそうになったセリアを助けたリオとアイシア。そんな3人の平和な日常をメインに描きつつ、精霊の里で暮らす美春達は何やら不穏な空気。その一方で、魔物に襲われているリーゼロッテ達を助けたことで今後の展開がどうなるのか楽しみです。2022/10/16
よっち
32
望まぬ政略結婚から無事にセリアを救出したリオは大都市アマンドへ。一方リーゼロッテは勇者・坂田らと予期せぬトラブルに巻き込まれる第六弾。セリアを無事救出して一息ついたこともあって、彼女に明かされる精霊術やリオの秘密。精霊の里で修行する美春たちのエピソードもあって、ほのぼのとした展開は微笑ましい気持ちで読めましたが、たまたまリーゼロッテたちが襲われているところに遭遇して救ったことが、思わぬ形でリオの仇敵との因縁や意外な再会にも繋がっていきそうですね。ヒロインたちもとても魅力的に描かれていて、次巻が楽しみです。2016/12/27
まっさん
31
★★★★ いよいよリオが表舞台に登場することに。これまでの巻数で積み重ねられてきた人間関係が徐々に交わり始め、物語がようやく動き始める予感が到来する。王女が、勇者が、公爵が…様々な人達の様々な思惑を前にして、これからリオがどのような選択をしていくか非常に楽しみであると同時に、遂にリオの復讐相手でもあるルシウスの影もチラつき始め…これまではどちらかと言えば人間関係を楽しむ節が強かったので、ここからリオの躍進による爽快感を感じられることも期待したいと思う。2020/03/31
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