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内容説明
昭和40年、高度経済成長期の日本。
かつて知能に障害を持つ子供は、「精神薄弱」と呼ばれていた――。
日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。
関東医大から准教授のポストを用意された星前は、自身の理想の医療をめぐり、葛藤する。そしてそれは、西島会長が丘陵セントラル病院に仕掛ける策謀の、最初の一手に過ぎなかった。
一方で会長の暴走を止めるべく動きだした大迫教授。脳外科医としての地位にこだわる彼が目にしてきたのは、昭和の時代の障害者対策が抱えていた問題、その痛みだった。
「Talk and Die症候群」「ptsd」「重症児」のエピソードを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんだま
3
してあげる側としてもらう側…考えさせられる内容だった。2023/08/23
ねむたろ@積読強化月間!!
2
ここにきてめっちゃ面白い。そして教授の過去が重い…けどたぶん我々が知らなかっただけで限りなくリアルなところを描いているんだろうなとも思った。昭和の頃の重症児がどうしてるとか、こんな差別用語が使われてたなんて全く知らなかった。だからこうして知る事が出来てよかったです。相変わらず表情がうまくて沁みる漫画。2023/08/27
鉄路のほとり
0
後半は、脳外の話を離れて障害者福祉の歴史。大迫教授の過去が語られる。2023/08/23