アンメット(9) ーある脳外科医の日記ー

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アンメット(9) ーある脳外科医の日記ー

  • ISBN:9784065308479

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内容説明

『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』の竹村優作氏、黙考!!
「逃亡も先送りも許されない、生死の決断。当事者として、家族として、自分ならどうするかという問いが胸に迫ります。」

日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。

丘陵セントラル病院に新たに加わった、言語聴覚士の五十嵐詩織。三瓶たちも一目置く敏腕さを前に落ち込むミヤビは、次第に自らも障害を抱えるからこそできる患者へのアプローチを見出していく。そして、丘陵セントラル病院の未来を左右する地域医療構想会議の開催が迫る―――。

「ウェルニッケ失語」「びまん性軸索損傷」の症例を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空のかなた

13
冒頭にホルモンクス登場。今回はウェルニッケ野に出血した患者のため聴覚に障がいが残り、相手の話が理解できない症例。聞き取った内容を理解できない他、自分の喋った言葉も聞き取れないので失語症へ。加えて存在しない言葉の羅列になったり、ゴルフと言いたいのにテニスと発してしまうので、何をしゃべっているのか周りは戸惑う。言語療法士の治療がきちんと描かれる。更に失語症の患者が感情を言葉に出来ない苛立ちが爆発した時に破滅反応という興奮状態になるシーンは鬼気迫る。日常生活、身体を維持するための脳の重要性を再認識させられた。2024/05/09

ぽんだま

5
リハビリは本人も家族も大変なものだ。病院の未来はどうなるかな2023/02/25

1
4 ウェルニッケ失語のエピソードはここまでのエピソードで一番刺さった。退院できたほとんどの患者は家族の支えがあるから社会復帰とまではいかずとも何とか日常生活に戻れているが、そうでない人はどうしたらいいのか。そして、支える方の家族ももちろん尋常ではない苦労を抱えて生きていかなければならない。この患者側、支える家族側のどちらになっても辛いが、まさに一寸先は闇というか、明日にでも自分がそうなる可能性があると思うとやはり恐怖でしかない。2025/02/05

れい

1
失語の後遺症がある身内がいるので、その苦労は身に染みてわかる2024/09/19

Decoy

1
患者側のドラマと、医者側のドラマ。(この巻は前者が強いが)両方しっかり描かれていて、巧い。2024/05/22

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