内容説明
ホテル櫻葉のアイドル、兎の白玉の誕生日が近づいてきた。風来と雷訪は、特別な作物を使った食べ物を白玉にプレゼントしようと、さっそく「豊穣の神」のもとを訪れ、妖怪や神専用の作物が穫れる畑で修行を始めるが、神様の孫娘から思わぬ宣告を受けてしまう。笑って泣けるあやかしドラマ、待望の第八弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一華
38
八作目…まぁ〜なんとも、らしいといえばらしいのですけどね〜なんの進展もなさそうなお二人さんはおいといて(笑)〜哀しくもあたたかなお話が四編…風来と雷訪はマグロ漁船、冬緒は蟹漁船とか…愛するもののためには「板子一枚下は地獄」をものともしない気骨には感服。次巻…櫻葉ホテルに不穏な影が…そして、お二人さんに進展はあるのだろうか…楽しみにしてます♫2020/10/06
はにこ
30
ホテル櫻葉が氷化したり、優しい鬼がやってきたり、風来&雷訪のプレゼント探しの旅、硝子人形と今回もやたらと慌ただしいあやかしホテル。折角冬緒が気持ちを伝えたのに、イマイチ恋を分かっていない見初。ウブすぎないかい??周りが優しいのが冬緒にとってせめてもの救いだねぇ。2021/08/12
はづき
29
また波乱の予感が…続き気になるー!!! なんか冬緒が変な方向に行っているような…笑 大丈夫なんか?冬緒… 今回の風来と雷訪の旅。面白かった笑 早く続き読みたいわ〜!!2020/12/31
よっしー
20
予想以上に冬緖が暴走していてびっくりというか…この状態になっても我が道を進んでいく見初に感心するべきか…。この二人だけは、どんな結末が待っているのかサッパリ読めません。周りも最近では楽しむ以上に振り回されてる気もしますし…。だからこそ、日常のほのぼのした話に癒されます。獣2匹、知らぬまに従業員だったのですね!!2021/01/14
ゆっくりさん
18
8巻。もはや見初は人間よりもあやかしたちといたほうが落ち着くんじゃないかというほど、慕われています。獄卒の鬼「無津」はどんな理由であれ子供が親より先に死ぬと石積みの刑が待っているなんて知りませんでした。悲しいので、親が三途の川を渡る時を待っているということにしたい。最後に子供らしくと望む獄卒がいて救われます。出来損ないの式神として存在した硝子人形の「忍冬」。彼女に恋した陰陽師との話はグッときます。感情を持たない式神に前向きな考え方を教え、育てた彼の思いやりが素敵だなと思います。2020/11/16