内容説明
今年も巡ってきた「神在月」の季節。時町見初が働く出雲のお化けホテルでは、何かサプライズイベントをやろうと、従業員たちが喧々囂々の大騒ぎ。そんな折、ひとりの青年がホテル櫻葉にやって来る。彼の正体は、なんと椿木家の次期当主。ホテルの周辺に強力な力を持つ妖怪が潜んでいて、それを追ってきたとのことだが、誰もが疑心暗鬼の様子。はたして、彼の本当の目的はなんなのか。シリーズ既刊続々重版の笑って泣けるあやかしドラマ、待望の第五弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ありす
38
ある人の正体が発覚。ことの始まりは椿木家次期当主・雪匡が宿泊しにきたこと。時を同じくして出雲で異常事態発生。解決に向かう見初と冬緒だが、あの人のおかげで事なきを得る。あの人に恨みを持つ雪匡は見初と冬緒を拉致しおびきだす。しかし仕組まれた誤解と判明。さらには月に住む妖怪が地球に現れたり、恒例の神在月がやってきて神様をおもてなししたり。ひととせ様の存在と見初の関係が気になる終わり。【シリーズ5作目】2022/05/18
一華
36
五作目…椿木家の次期当主が現れ、冬緒と見初にどんな災いをもたらすのかと不安がよぎったが、思いよらない人の正体に…また、見初の無鉄砲さにびっくり！冬緒のヘタレは血筋？まだまだ、見初には本人も知らない隠された秘密がありそう…山神殺しの花藍、月の住人の話にほろっとさせられた。おまけ話も楽しかった。2019/03/25
みかんめろん
34
図書館本。１話目とても悲しいお話。そして椿木家の次期当主雪匡登場と総支配人柳村さんの過去…重い話が続きますが、人も妖怪も皆心の奥底が暖かくて読んでいる私も最後はほっこりします😊。後半は明るく軽いお話。すっきりした気持ちで読了。読んで良かったです。ひととせ様の台詞が印象的「お兄さん（冬緒）にはお姫様（見初）は守れそうにないかな。心がふにゃふにゃしてるもん。あなたはただあの子の側にいてあげればいい。それだけであの子は幸せになれる」神様のお墨付き。頑張れ冬緒。星５つ★★★★★2024/01/19
はにこ
33
柳村の過去が明らかに。椿木家ってドロドロしてそうだねぇ。冬緒は離れて正解かも。風の子ちゃん達の話は可愛らしかった。月にも妖怪がいる設定の話も面白かった。太った白玉wwうちのデブ猫みたいだったのだろうかww見初が透けて見える。。気になる描写。2021/03/18
おつまみ
30
人の秘密。秘密を知った時、人の対応は変わる。同じ職場なら尚更。衝撃的秘密から、物語は動く。過去の誤解と秘密。2019/08/11
