内容説明
大店の呉服屋「丸菱屋」の娘おかよが、姿を消して十年後、店に戻ってきた。娘が本人かどうかを確かめてほしいと丸菱屋に依頼された公事宿「巴屋」では、主の彦兵衛、出入物吟味人の日暮左近が動き始める。しかし、おかよは何者かに狙われる――。おかよを狙う外道たちの正体、そして、左近を救う意外な助っ人とは……。ページを繰る手が止まらないシリーズ第八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
88
日暮左近事件帖8作目 2020.03発行。字の大きさは…大。 孔雀明王、閻魔の清七、神隠し、陽炎参上の短編4話。 元秩父忍びで公事宿巴屋の出入物吟味人・日暮左近が、無明刀で悪を成敗する。 此度は、大仏師正慶作の孔雀明王像にからみ盗賊閻魔の清七にからむ事件と、10年前に神隠しにあった大店呉服屋丸菱屋のおかよにからむ事件を解決する。 左近の無明刀が閃光すると、悪党が……。爽快です。 このシリーズは、短編で、勧善懲悪で、テンポが速く、左近の強さが光り、読みやすくて楽しみです。2020/06/03
とし
75
日暮左近事件帖「神隠しの少女」8巻。安定感。爽快感抜群無明斬刃、剣は瞬速、無明刃の切れ味冴え渡りました。2020/07/11
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