内容説明
出入物吟味人として日暮左近が働く公事宿巴屋に鍛金師の文吉が銀の香炉の代金を払ってもらえないと公事訴訟の依頼に来た。しかし、文吉は何者かに殺害されてしまう。それでも文吉の依頼を完遂せんと動く左近の前に、謎の忍びが現れ、背後には醜い権力者同士の争いが――。左近の無明刀が欲に塗れた悪を斬る! 藤井邦夫の代表シリーズ、五カ月連続刊行第二弾。(『無明暗殺剣 日暮左近事件帖』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
83
日暮左近事件帖「出入物吟味人」2巻。最後まで手に汗握る剣戟楽しめました、少しずつ記憶を取り戻しつつあるが日暮左近として生きることを決めたようです、次巻も無明刀の切れ味を期待。2019/02/04
goodchoice
0
日暮左近シリーズ第2巻。やはり筋立てにキレが感じられず、このシリーズを読むのはこれまでとしたい。2025/01/30
ekoeko
0
シリーズ物2作目を初読み。公事宿巴屋の出入物吟味人として働く記憶喪失の日暮左近が忍びに狙われ権力者同士の争いに巻き込まれていく、というお話。記憶が戻ったわけではないけど何があったかを知ることができたようで陽炎と最終的にはよりがもどればよいなと思った。2018/11/23