内容説明
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マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919~ )の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。
感想・レビュー
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Ikkoku-Kan Is Forever..!!
2
文革前後の中国。ベトナム戦争時の米国。加藤周一が中国とアメリカに行くお話は、『羊の歌余聞』の補足といったところか。昔、『日本政治思想史研究』と『現代政治の思想と行動』という丸山眞男の主著を二つあげて、高校時代に読ませて、「前者が面白いと思ったら思想系へ、後者なら政治学へ行きなさい」なんてことを言ったとか言わないとか、どこかで読んだけれど、私は『研究』の方が『思想と行動』より遥かに面白い、と即答するタイプなので、加藤さんの政治評論&紀行はなかなか厳しいものがある。2014/09/11
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