講談社文庫<br> 古典落語(選)

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講談社文庫
古典落語(選)

  • 著者名:興津要【著】
  • 価格 ¥1,375(本体¥1,250)
  • 講談社(2015/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062922920

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内容説明

学術文庫の好評ロングセラー『古典落語』正編、続編に続く第三巻。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれてきた落語。古典といわれる噺の数々は、人情の機微、人生のひとこまを笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す、言葉の文化遺産といえるだろう。明治・大正・昭和期の速記本をもとに、20篇を完全再現収録。(講談社学術文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
学術文庫の落語の三冊目です。昔は講談社文庫で6冊でしたが、少し精選されたようです。この20編の中では昔聞いたことのある「うなぎの幇間」「王子のきつね」「お神酒徳利」「はてなの茶わん」「愛宕山」がやはり印象に残りました。このように速記録から書き下ろしてくれると読んでいても臨場感が伝わってきます。上方系の落語が多いように感じました。2023/11/24

優希

49
笑いの文化遺産から選りすぐった落語の数々がおさめられていました。文字で読みながらも、落語家たちが高座で語っている情景がありありと思い浮かびます。噺自体も面白く、のめり込んでしまいました。落語、ハマりそうです。2023/02/06

HANA

49
落語名作選。どれも名前を聞いたことのある有名な作品ばかりなんだけど、実際に読んだ事のあるのは、「松山鏡」「王子のきつね」「お血脈」くらい。ほぼ全て面白いのだが、個人的に気に入ったのは「真田小僧」「浮世床」「そこつの釘」、こう見ると市井の人情に趣味に合うのが多いかな。ただ収録されているどの作品も人情や間抜けな人間模様が語らえていて、読んでいて非常に楽しい。一番楽しいのが作中の台詞のリズムで、読んでいても心地よいが実際に耳にするとどのようなものか気になる。実際に高座にかけられたのを聞いてみたいものである。2015/06/24

西

21
文字で読んでいても落語を聴いているような感じに思えるのが素晴らしい。落語の面白さ、腹を抱えて笑うというよりも、人の話の興味深さかな。好きな噺は「真田小僧」「しめこみ」「そこつの釘」「化けものつかい」「唐茄子屋政談」「はてなのちゃわん」。他もそれぞれ魅力ある噺だった2020/04/30

HH2020

6
◎ 古典落語20編を収録。どれも20頁かそこらなので細切れの時間でも楽に読める。落語は聞くのはもちろんだがこうして活字で読んでもじゅうぶんに楽しめる。すばらしい娯楽だ。2018/07/28

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