双葉文庫<br> 京都寺町三条のホームズ : 3 浮世に秘めた想い

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双葉文庫
京都寺町三条のホームズ : 3 浮世に秘めた想い

  • 著者名:望月麻衣【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 双葉社(2017/01発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575518481

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内容説明

冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。真城葵は、今日も店長の孫で“いけず”な京男子、家頭清貴とともに寺町三条商店街の骨董品店『蔵』で働いていた。ある日、人気歌舞伎役者・市片喜助が『蔵』を訪れる。南座での『顔見世』が迫る中、“襲名を辞退しろ”という脅迫状が届いたという。翌日、清貴と葵が見ている舞台の上で、喜助は大怪我をする――京都のクリスマスとお正月を描く、大ヒットキャラミス第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

261
明日読み終わるべきでした。なぜなら物語が大晦日の夜で終わるので。そうと知っていたら、まさにリアルタイムの読書体験になったのに残念! 1日早い読了となりました。実在の菓子店が出てくるわ、よく知った場所も出てくるわ……知り合いが書いた小説かと錯覚するほどでした。京都にお住まいの方なら、「ああ、ここ知ってる!」と、大いに楽しめること請け合い!2015/12/30

夢追人009

191
開運!なんでも鑑定団の味と殺人事件にまでは至らない日常の謎を追求する古都・京都ミステリの3冊目です。ミステリとしては薄味ながらも今回は脅迫状やアリバイ崩しの趣向を盛り込んで中々に努力されていますね。男女のドロドロした愛憎ドラマを扱っていながらも最後が悲劇的ではなく希望を残す幕切れなのが女流作家の優しい心遣いですね。ホームズ清貴は永遠のライバル円生との2度目の対決では冷静さを失いエキサイトした物の以前より黒さが減少しているのは自省からでしょうね。葵ちゃんも確実に成長しており将来は良い嫁さんになりそうですね。2019/04/26

ひさか

177
2015年12月刊。文庫書下ろし。シリーズ3作め。序章という短いお話と3話の連作短編。3篇めで、やっとライバルの円正が登場。わくわくしましたが、小ぶりすぎる事件でちょっとがっかりです。もう少しハードでも良かったんとちゃうかな。2016/02/26

hiro

137
第二弾で‘いけずな京男’に宿命のライバルが登場し、第三弾ではキャラミスの‘ミス’が濃くなることを期待して、このシリーズ第三弾を読んだ。しかし、期待した‘ミス’の部分では、残念ながら第一章、第二章の謎とも、できの悪いサスペンスドラマのレベルで、また第三章のホームズとモリアーティの対決も中途半端で、正直がっかりした。このシリーズはキャラミスとしてではなく、‘いけずな京男’が案内する各季節の京都を楽しみに読んだほうがいいようだ。2016/01/29

OSOGON15

134
シリーズ3作品目。今回は恋のお話が多かった感じです。相変わらずの美しい京都の風情あり、謎解きあり、宿命の対決あり、葵と清貴の距離感がもどかしい。が、そのもどかしさが面白かったりする。清貴が踏み出そうとするたびに空振りしたり邪魔が入ったりと読んでいるのは楽しい。京都の歴史(清貴の説明等)については勉強になる。魅力的な京都に行きたくなります。2023/07/24

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