内容説明
『伊勢物語』になぞらえて、<毒草師>御名形史紋(みなかたしもん)が、密室からの連続失踪事件を解き明かす!「恐ろしいのは毒草ではなくて人間です」。名家・鬼田山家で、「1つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され……。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した<毒草師>を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
123
2010/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/10/23〜10/25 QEDシリーズのちょい役、御名方史紋が主役になるanother story。キャラが立っているので面白く読めるが、基本的な展開はQEDシリーズを踏襲。張り巡らされた伏線の回収も見事。2019/10/25
みゃ
50
在原業平/伊勢物語/鬼一口/一つ目/古今和歌集/旧家/密室/連続失踪/毒草。こんなワードにピンと来たら嵌まる筈(笑)代々続く怨念の連鎖が引き起こした捩れた真実を、お人好しの主人公と頭脳明晰な変人毒草師が紐解く。和歌が前後で繋がり二重三重の意味をもつ事、そこから伊勢物語が暗喩する勢力争い、「詠み人知らず」の解釈など色々驚きだった。正倉院の毒と旧家の関係なんて本当にありそうで:(´ºдº`):。ギリシャ神話まで登場した長い蘊蓄は割と興味深かったが謎解きよりも記憶に残るという…(笑)もう一冊読んでみよう★3.82020/04/12
優希
45
毒草師を名乗る御名形史紋による毒殺の推理が行われます。 毒草からの視点を用い、華麗に謎が解かれるミステリーでした。QEDシリーズのスピンオフということなので、そちらも読んでみたいと思います。 2022/07/17
とも
25
★★★☆QEDのスピンオフとして、その登場人物の御名形史紋が主人公の探偵役となる。彼の「毒草師」という特殊職業の通り、毒草が関わる事件が発生する。歴史的には、伊勢物語と在原業平がテーマになるのだが、全体的にはミステリー色が強いものの、バランスよくまとまっている。2019/07/08
佳乃
25
職業が「毒草師」という、御名形。タタルよりもとっつきにくい感が否めないのに何故かこれはこれで大好きなキャラの一人。そして、ここでもやっぱりタタラが関連しているし、伊勢物語ってのも興味深くなった。言葉数が少なく表情にも出ない御名形は掴みどころがないけれど、西田君のおかげでなんか御名形に友達?みたいな空気感がでたと感じるのは私だけだろうか?2017/09/26
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