内容説明
インターネットによるグローバル化によって、「国家」を超えたつながりをもてるようになった現代。境界のない世界において、国家はどうなるのか。国と国、個人と個人、国と個人の「境界」の問題について考えていく。
■執筆者
《第一部 なめらかな世界への夢》
序章 開かれた国家
東 浩紀(思想家、ゲンロン代表)
第1章 なめらかな社会の政治システム
鈴木 健(東京大学特任研究員、スマートニュース株式会社代表取締役会長共同CEO)
第2章 創発する民主主義
伊藤穰一(MIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長、角川アスキー総合研究所主席研究員)
《第二部 溶解する境界》
第3章 サイバー・スペースと民主主義
五野井郁夫(高千穂大学経営学部准教授、国際基督教大学社会科学研究所研究員)
第4章 データ駆動型政治
西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)
《第三部 リバタリアニズムと国家》
第5章 グローバル経済の隠された中心
橘 玲(作家)
第6章 情報社会とハクティビズム
塚越健司(学習院大学非常勤講師)
第7章 情報時代の憲法
白田秀彰(法政大学准教授)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
7
ネットと政治の関係。時間をかけて読み進めたから殆ど内容を忘れたが規制の強い中国がアマゾン、グーグルなどグローバル企業に進出されず 強い国家のまま独自のネット文化が出来上がっているのが皮肉なところ。2017/07/15
チエコ
4
読み直すかも。難しかった…2017/04/30
HALI_HALI
3
ネットでヒト、モノ、情報が境界をなくす現代。米国や欧州各国に近年見られる保守主義の台頭という反動があるものの、国家という境界が薄れる方向性に変わりはない。本書では国家間の経済活動という境界が消えた一方、政治の境界が今後どうなるかに関して様々な意見が述べられている。SNSの台頭で世界中の人々が繋がった一方、同じ趣向のグループに遍在化される側面がある事の指摘。また、独自の歴史や文化に多分に影響を受けた各国の政治運営が、世界が繋がるにつれより普遍的な人類の権利に重きを置くべき、という主張など、興味深い内容。2017/03/27
Hiroki Nishizumi
2
勉強になった。筆者に学者が多く用語解説的なところが否めないが、曖昧だった概念が整理された。役立ちそうだ。シグモイド関数、プライバシーと透明性の違い、安心と信頼の区別、社会的カスケード、規律権力と生権力、、、2016/11/29
けにー
2
東浩紀監修で色々と論説を集めた感じ。なので何処かで読んだ感ある物も少なくないが並べて読んでみると何か見えてくるものも。他の巻も読んでみたい。てか全巻揃えて本箱に並べたい。(笑)2015/10/28
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