内容説明
知の蓄積の歴史はすなわち「検索」の歴史でもある。文章、画像、動画など多様で膨大なインターネット上のデータを利用するために進化し、今やゲノム解析にも応用され人工知能の基礎となる検索技術の最新状況とは。
■執筆者
《第一部 多様化する検索の現在》
序章 検索とは何か
高野明彦(国立情報学研究所教授、東京大学大学院コンピュータ科学専攻教授、立命館大学客員教授)
第1章 テキスト検索エンジンを探検する
岡野原大輔(株式会社Preferred Infrastructureおよび株式会社PreferredNetworks取締役副社長)
第2章 画像・映像検索の進化
佐藤真一(国立情報学研究所教授)
片山紀生(国立情報学研究所准教授、総合研究大学院大学准教授)
孟 洋 (国立情報学研究所助教、総合研究大学院大学助教)
第3章 実世界と紐づいた検索
北本朝展(国立情報学研究所准教授、総合研究大学院大学准教授)
第4章 さまざまな検索と資料の活用
阿辺川武(国立情報学研究所特任准教授)
《第二部 これからの検索》
第5章 知識をしるす、さがす
大向一輝(国立情報学研究所准教授、総合研究大学院大学准教授)
第6章 記憶術としての検索
高野明彦
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
10
検索について。 一昔はヤフーのリンクを辿る、グーグルで言葉から検索が 画像検索とあらゆるサイトを横断検索と探せる範囲が増え、能動的だったものが受動的に自分の好みに合わせてくれるようになりますます便利になってきた。地味すぎてその変化に気付かなかったけど発見できて良かった。 検索で本に関係して便利そうなのが「全国図書館リアルタイム検索 カーリル https://calil.jp/」「世界一長い新書棚 新書マップ http://shinshomap.info/search.php」2016/11/13
マエダ
5
見聞を広める為読了2015/01/16
takao
1
ふむ2024/10/23
HALI_HALI
1
情報から想像的な活動を行うためには、どういった情報を集めるか。本書ではより良い検索方法に関しての考察がなされている。人間が陥りやすい意思決定の罠としてアンカリング、確証、記銘性、現状維持、埋没費用という性質に留意した上で、自身の内側から湧き上がる連想や記憶に基づいた情報を紐づけること。それが検索を通じた知的創造にとって最も重要な事なのだ。2017/03/26
チエコ
1
ちょっと難しかった。最終章が面白かったような気がする。2016/12/11