内容説明
グーグルやアップルの台頭により、注目を集めるプラットフォームビジネス。優勝劣敗の著しい市場はどのような原理に支配され、私たちの生活や社会をいかに変えゆくのか。ネットが切り拓いたビジネスの未来像を探る。
■執筆者
《第一部 インターネットとプラットフォームの邂逅》
序章 インターネットが生み出すプラットフォーム
出井伸之(クオンタムリープ株式会社CEO、元ソニー株式会社会長)
第1章 社会の基盤OSとしてのインターネット
浅羽登志也(株式会社インターネットイニシアティブ フェロー、株式会社IIJイノベーションインスティテュート取締役(非常勤))
第2章 プラットフォームビジネスとは…
根来龍之(早稲田大学商学学術院・ビジネススクール教授、早稲田大学IT戦略研究所所長)
《第二部 プラットフォームビジネスの展開》
第3章 アップルのビジネス戦略
林 信行(フリージャーナリスト)
第4章 グーグルのビジネス戦略
小林雅一(KDDI総研リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授)
第5章 アマゾンのビジネス戦略
雨宮寛二(公益財団法人世界平和研究所主任研究員)
第6章 新興国市場のプラットフォームビジネス
山谷剛史(フリーライター)
第7章 変化するプラットフォームビジネス
國領二郎(慶應義塾常任理事、慶應義塾大学総合政策学部教授)
第8章 進化するプラットフォーマーと日本の未来
出井伸之
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感想・レビュー
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イノ
14
プラットフォームビジネスについて。中国においてのネットの発展と他人を落として相対的に上り詰めるところやセールをするとその日以外の売り上げがガタ落ちになったりとらしさが見えて面白かった。他はあまり印象に残っていない。 2017/03/19
mattu
10
身近な事だが理解出来ていない事があります。まとめられていて分かり易いです。2019/08/25
GASHOW
6
インターネットでは情報は無料になる。全て無料になったときに人は、犯罪者が潜んでいるリスクがある無料よりも安心できるとこであればお金を払いたいと考えるようになる。モノにではなく信頼をお金を払う時代となることを解説してくれている。2016/12/19
あーる
3
良書。「プラットフォーム」の概念や変わりゆく定義から、近年のプラットフォームについての具体的な話まで一冊にまとまっていて良い本でした。知っている話でもプラットフォームの進化が一冊にまとまっていると、自分はこんな面白い時代に生きてるのか。とちょっと感動。特にグーグルのプラットフォームとしての進化のすごさ!また、中国の話は知らないことが多かったので面白かったです。最後の、「プラットフォームの本質とはユーザーロジックへの転換」という言葉が心に刺さりました。2016/07/06
maqiso
1
プラットフォームの特徴と重要性がよく分かる。サービスを利用させるためのサービスが増えることでユーザー情報の蓄積と活用が進む。個別事例も面白いが、プラットフォームそのものからは外れている。2019/03/28