内容説明
インターネットがあらゆるものを変えてしまった現代。今や、人々の生命や思考をもネットワーク化する「デジタル化するバイオ」の時代が目前に迫っている。サイエンス、テクノロジー、アートの結節点から問う未来。
■執筆者
《第一部 人類のネットワーク》
序章 ビフォア・インターネット、アフター・インターネット
伊藤穰一(MITメディアラボ所長、角川アスキー総合研究所主席研究員)
第1章 テクノロジーの前あし、アートの触角
スプツニ子!(アーティスト、MITメディアラボ助教)
第2章 アルゴリズムが書き換える世界は人類を進化させるのか
ケヴィン・スラヴィン(MITメディアラボ助教授)
第3章 人間の欲望のリデザイン Redesigning Human Desire
ドミニク・チェン(博士(学際情報学)、NPOコモンスフィア理事、株式会社ディヴィデュアル共同創業者)
《第二部 アフター・インターネットの未来像》
第4章 相互憑依が拓く人類の認知進化
藤井直敬(理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー、医学博士)
第5章 オープンソースハードウェアが自己増殖する未来生態系
田中浩也(慶應義塾大学環境情報学部准教授)
第6章 バイオ・イズ・ニューデジタル!
伊藤穰一
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チエコ
4
全15巻の中で一番面白かった。VRとインターネットとバイオテクノロジー。利己的な遺伝子も読みたくなる。2017/06/19
羊男
3
これからはバイオだと言う。確かに最近、遺伝子組み換えのニュースが多いし。2017/10/09
Kazuo Ebihara
3
2014年、ワールドワイドウェブ誕生25年を契機に、 「角川インターネット講座」全15巻を刊行。 本書はその最後を飾る一冊。 「アフター・インターネット」の世界においては、 人びとの生命や思考すらもネットワーク化し、 「デジタル化するバイオ」の時代が目前に迫っていると説く。 3D、VR(仮想現実)、アルゴリズム、遺伝子などの最新の研究成果を語られているが、 煮立ったスンドゥブ状態の頭にはサッパリ意味不明だった。 デジタル化 トンばら好きは デジカルビ 2016/04/12
GASHOW
2
MITメディアラボ所長の伊藤さんの本、スパープレゼンテーションで新しくナビゲーターに加わったスプツニ子さんの記事もある。現在30代以上の人は、生きている間にインターネットがはじまったので、紀元前/紀元くらいの社会変化を生きているうちに感じることができる。ビフォー・アフターの感覚は共感できる。キリストよりも人類にインパクトがあるのではないか。初代所長のモンテネグロが画面にタッチすることを予言していたが、今はあたりまえになっている。石器時代は500万年つづいたが、ネットが進化を進めている。同意しました。2016/05/13
るる
2
いやー、面白かった。SFの話だった世界が、すぐそこまできているのか。2016/02/15