新緑色のスクールバス - 杉原爽香〈40歳の冬〉

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新緑色のスクールバス - 杉原爽香〈40歳の冬〉

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334766184
  • NDC分類:913.6

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内容説明

爽香の新たな仕事は経営不振に陥ったショッピングモールの再建。二世社長・清原(きよはら)や卑屈な社員・永松(ながまつ)らに振り回されながらも、着実に仕事をこなしていく。そんな中、名女優・栗崎英子(くりさきひでこ)は病を克服するため大手術に臨むことを決意。一方、不動産会社〈M地所〉で巻き起こった男女の愛憎劇は、思いがけず爽香の日常と交錯し…。登場人物が年齢(とし)を重ねる人気シリーズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

166
十人の登場人物一覧は嬉しい。人物紹介の中に、他の登場人物名十三人を太字にしてこの本から読み始める人に親切。解説の25年間も役立つかもしれない。これまでに登場していたG興産勤務の久保坂あやめ、明男に追突した運転手直江作治の妻の直江輝代。始めて登場するM地所勤務の有本哲也、瀧井緑、赤垣、不動産会社社長の清原宏、永松圭介などなど、大勢出ていて、人間関係が複雑な割に読みやすいのはなぜなんだろう。ありきたりの展開と有本の謎が未解明なのに終わってしまうのは赤川次郎の腕なのだろうか。2014/05/05

takaC

83
毎年毎年事件起こり過ぎ。それも同じようなのばかり。などという感想は野暮ですね。これは年次イベントなのだから。2013/10/05

セウテス

72
シリーズ第26弾【爽香40歳の冬】明男が新しく就いた運転手の仕事、そのスクールバスの色がテーマ。前作迄で、やっと舞との男女問題が済んだと思いきや、またもやという展開。正直、もうこの男の話はつまらない、退場しても良いのではないか。全く関係の無い会社の問題が、やがて爽香に降りかかってくるとは驚きだが、もはやミステリの味は薄くて残念。全体として不景気の影が至る所で見えており、爽香もイベントの仕事へと進む事になる。精神的に問題のある人物なども描かれ、厳しい時代へ向かうという考えが、しっかりと表されていると感じる。2021/07/18

あつひめ

64
爽香も明男も…40才かぁ。みんな迷いながら幸せであろうとしている。爽香も思っている通り、明男を信じているのではなく、信じようとしている。それに引き換え、明男よ…。爽香の魅力は人の心に寄り添いながら入り込むことができるところかもしれない。今までにもみな、爽香に言われるとほっとする安心感を感じられるようだし。爽香自身は大丈夫なのか?どこかで自分も甘えられる場所が欲しくなるのでは?と心配してしまう。2015/01/02

siro

56
最後は明男のお手柄でしたけど…舞の結婚が決まってホッとしたとたんに!なんなの!?明男がモテる意味が分からない…爽香もそろそろ叱りつけてもいいのでは?里美や綾香、栗崎さん、舞だって苦難があっても乗り越えて成長しているのに男性陣の成長のなさ…松下や中川みたいなちょっと謎な男は良く描かれてるんだけどね。2015/11/10

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