宇宙兄弟（１２）

著者名：小山宙哉【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063729610

内容説明

宇宙から戻る弟、宇宙を目指す兄。六太（ムッタ）と日々人（ヒビト）の夢を支え、導いてくれたシャロン。彼女の過酷な運命が、兄弟を揺さぶる。――月面での任務を終えた日々人は、命の恩人・吾妻（あずま）との再会を果たし、地球へ帰還する。一方、カムバックコンペティションに参加した六太たちのキャンサットは宇宙（そら）へ上がる。パラシュートは……愛で開く!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

巻毎にみんな順調に進んでいたのにここでシャロン博士が・・・ALSって世間でも話題になっているところでタイムリーだった。福田さんの活躍も意外な方面で出ていてよかった。

2014/09/07

[masa@レビューお休み中]

ムッタが訓練が受けている間に、日々人は月面での任務を終えて、地球へ戻ってくる。何もかもが順調で、上手くいっているように見えていたが実はそうではなかった。アマンティが予言して、ムッタが不安に思っていたことが現実となる。その現実を目にしてどうするのか…。宇宙に行くというのはとてつもなく素晴らしいことであるけど、それと同時にとてつもなく恐ろしいことでもあるんだなということを感じますね。些細なミスも許されない。ちょっとした誤差が悲劇を生む。だからこそ、宇宙飛行士を支える技術者たちの責任も大きいんですよね。

2017/09/24

[PSV]

ネクタイを締める理由なんてのは　1コしかねえ　　仕事が終わった後に　"緩める”ためだ　　★★★☆☆　　ちゃんとネクタイ、緩めれて良かった。そして、まさかの福田さん。あと、シャロォォォォォォン！！！

2012/11/27

[６４５]

月での日々人と吾妻さんの握手が良いな。彼らが無事地球へ戻って来れピコの荷も降りただろう。一先ず安心という所。ローバーのミッションを通じてピコは情熱を取り戻せた様で、ネクタイのくだりは格好良かった(笑)命を懸ける側と命を預かる側の気持ち…二人共良い事を言うな。お互いが信頼し合ってこその宇宙開発、これからもこのコンビが見れたら嬉しいな。この大会を通じて福田さんとの意外な電話での再開あり皆は宇宙飛行士訓練に意気揚揚…という所でシャロンの体に異変。展開的に凄く面白いけど…キツイなぁ。せりかさんも複雑な心境だろう。

2013/06/28

[hiro]

尊敬する吾妻と日々人とが月で再会した後、日々人はパラシュートはもちろん無事開いて、地球への帰還する。一方六太は、コンペでは予想外の出来事が起こるが、それをE班は乗り切れるか。そしてその次訓練はいよいよジェット機の操縦と、六太は、着実に飛行士に近づいていくが、六太と日々人に新たな心配事が…。六太はやはりエンジニアだと再認識し、パラシュートはやっぱり愛で開くのだと感じ、そして最後にシャロンのことが心配になった１２巻だった。

2017/05/21