内容説明
己の内に「幻獣・キマイラ」を秘めた2人の青年を描く著者渾身の大河伝奇小説。2人を救うためには、まず、キマイラ化とは何かを知らねばならない。なんと明治時代、中国は西域でそのキマイラと対峙し、腕を切り落とした青年がいた。その腕と、その秘密を明かす曼陀羅絵を巡る熾烈な争奪戦の末に、それらは、ようやく日本に持ち込まれることになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
『群狼変』と『昇月変』を収録したソノラマノベルズ版『キマイラ』8巻。前巻から引き続き、過去の物語が続く。橘瑞超の『辺境覚書』が終わったと思いきや、息を吐く間もなく、能海寛の『西域日記』が始まる。長い長い過去の物語は、未だ大陸に留まったままだ。しかも、まだ終わりが見えない。枚数と時間をたっぷりと掛け、主人公達を放置しても夢枕獏が描こうとしているのは、キマイラの謎である。キマイラとはなんなのかをきちんと描かなければ、先に進めないとする、夢枕獏の小説家としての覚悟がここからは伝わってくる。2018/04/23
nmt
16
ベルセルクの黄金時代編を思い出す長さの過去編、未だ終わらず(笑)作者はこの西域を舞台にした話をずっと書きたかったのかな🤔現代編に比べてそこまで魅力的なキャラがおらずしんどくなってきた。だいぶ個人的に読みたいものと解離ができてきてしまっているが、ここからどう畳んでいくのかは単純に気になる。2026/05/05
hana
2
話があちらこちらに飛んでて、一気に読まないと一切を忘れてしまいそう。でも続けて読むのには、ちょっと体力のいる物語なのよね。2017/10/16
pochi_kuma
1
朝日ソノラマ文庫でどこまで読んでいたのか、時間が経ちすぎてよくわからなくなっていた。おそらくこの辺だろうとあたりをつけて読み始めました。かつて読んでいたようですが細部を忘れているので問題無し。このままラストまでお願いします。2015-60.2015/12/22
S.F.River
0
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