内容説明
著者のライフワークである伝奇大河シリーズ「キマイラ」がついに完結を迎える!? 闘病を経て、いま考えうるラストをとにかく書きあげたいとの思いから、物語の途中をすっとばし、先にラストを書き上げるという前代未聞の一冊に。俺たちの闘いは終わらない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
174
夢枕 獏は、新作をコンスタントに読んでいる作家ですが、読み始めたのが10数年前なので、初キマイラ「著者の生涯小説)にて最終巻でした。本巻だけでは、キマイラの面白さが良く解らないので、キマイラ完読プロジェクトを立ち上げるか思案中です。 https://publications.asahi.com/product/25376.html2025/07/07
ぐうぐう
35
小説家とは、なんと業の深い職業なのだろう。40年以上書き続けられ、それでも終わりが見えない『キマイラ』は、いつしか生涯小説と名付けられ、終わらないことが意味を持つ小説になってしまった感があった(それは百巻完結を目指して始まった栗本薫の『グイン・サーガ』が、百巻を越えてなお終わらず、終わらないことに意味を持ってしまったのと似ている)。しかし大病を経て、夢枕獏の心境に変化が訪れる。自身の寿命のうちに終わらせられないのであれば、先に終わりを書いてしまうことが長年の読者に対する礼儀ではないか、と。(つづく)2025/05/30
chiseiok
32
前巻からの経緯をすっ飛ばしての、まさかまさかの完結巻先出し!ご自身の体力気力を鑑みての、長年の読者に対する作者なりの誠意なのだなと感じました。故栗本薫さんの『グイン・サーガ』の顛末を意識されたのかなと。とは言えこれはこれで先が描けそうな展開。楽しめたけれど、前巻からの続きと本巻のその先、余計仕事を増やしたのでは(^_^;)?獏さんにとっての『キマイラ』は、大沢在昌さんの『新宿鮫』月村了衛さんの『機龍警察』なんだろうなぁ。他の単発作品やシリーズと熱量が違う気がする。作者にはとにかく身体を労って欲しいと願う。2025/06/12
ケイジ
26
30年前にハマっていた「本当に面白い」アクション青春小説。これで終わり、ではなく続きそうな感じでした。しかし先生が決めたことだからこれが最終ですね。呪殺変を楽しみにしています。2025/05/26
nmt
24
先月末から一気読み、漸く現時点における最終回に辿り着く。作者が『呪殺変』を出す前に書いたエピローグ的なエピソードかと思いきや、逆に何か始まりそうなプロローグ的な展開でビビる。ただラストシーンが醸し出す懐かしさと神々しさは異常。一気読みした自分ですらこうだから昔から読んでた古参ファンの人たちの思いは一塩だろうと予測する。色々書きたい感想はあるけど、作中で菊地が代弁してくれてました。"さあ、あの続きを、始めよう、ぜ……"『呪殺変』、待ってるぜ!!2026/05/09




