内容説明
伝奇、格闘技、幻想、冒険、恋愛など、今日の人気作家を構成するあらゆる要素が入った、著者自身が「生涯小説」と呼ぶ力作。実質のデビュー作ではあるが、現在も執筆継続中の現役の小説である。第1巻目は、己のうちに幻獣・キマイラを秘めた二人の少年、大鳳吼と学園を支配する上級生、久鬼麗一の運命の出会いから始まる。それは、恐ろしい目覚めの序章であった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nmt
20
人生初夢枕獏!色々悩んだ末 寺田克也氏の表紙イラストに惹かれ、かの有名な『キマイラ』シリーズを読むことに。バイオレンス、エロス(時代を感じる)、伝奇要素が絡む中二展開が刺さりまくる(笑)こりゃおもろいわ。まだまだ分からないことばかりだけど、魅力的な登場人物が多くてページを捲る手が止まらない。Kindleで一気買いしてあるので、続きも楽しみ。2026/04/27
ぐうぐう
16
新作が刊行されたのを機に、新書版で再読。その昔、ソノラマ文庫を牽引していたのが、菊地秀行『吸血鬼ハンターD』と、夢枕獏『キマイラ・吼』のふたつのシリーズだった。このふたつのシリーズに共通しているのは、いわゆるジュニア小説(今で言うライトノベル)のレーベルでありながらも、子供騙しで終わらない、大人が読んでもおもしろい小説を書こうとしている作者の強い意思が込められた物語であることだ。そのことを再読により、改めて痛感した。(つづく)2014/10/01
イシグロ
10
何を思ったか、キマイラを読み始めてしまった。リアルタイムで読んでいたのは中学生、高校生の頃だから、もう何十年ぶりかの再読となるのだけれど、まあ、ぐいぐい読める。夢枕獏独特のグルーヴ感に持っていかれる。懐かしくて、むず痒くて、面白い。 しかし、九十九にしろ、雲斎にしろ、龍王院弘にしろ、菊地にしろ、夢枕先生は自分のキャラ好きすぎでしょ。九十九なんて座ってる姿書いてるだけでも嬉しそう。 いい感じに記憶が薄れているので、新鮮に読める。でも、まだまだこれから面白くなってゆくのは憶えてるのだ。 さあ、ぐいぐい読むぞ。2021/12/05
もぐ
9
図書館本。ついに読み始めてしまった。長いシリーズなので自制していたものの、図書館で全巻揃っているのを目撃し、観念した(笑)。まぁ、やっぱり、一気読みでした。高校生設定だったとは、、、2022/12/10
史
5
初出が1982年とは思えないほどの濃さと読みやすさ。ひ弱な美少年が宿命と出会い怪物と変貌していく。それに影響されて、周囲の人間たちも進化していく。まだまだ謎は深まるばかり。されど、魂揺さぶる闘争は絶景かな。面白かった!2022/10/09




