内容説明
いつき、穂波、アディリシアら修学旅行生で賑わう新幹線。京都に向かうその車両には、なぜか猫屋敷ら〈アストラル〉面々の姿もあった──。発端は事務所に届いた一通の手紙。そこには猫屋敷が本来所属する結社〈八葉〉当主の危篤と、貸し出し魔法使いの依頼が書かれていたのだ。折しも〈八葉〉の所在地は京都。修学&社員旅行気分で向かった「旧き都」だったが、霊脈を造り直してほしいという難題が〈アストラル〉を待ち構えていた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツ04号
13
シリーズ15冊目。楽しい様子の冒頭修学旅行と、やはりそのまま終わってはくれなさそうな一冊。終盤の緊迫感凄まじい。舞台は京都。協会とオピオンに巻き込まれた形ではなく、自らが禁忌として認定され、追われる立場となったいつき。過去編の話がここで活きてくるとは。猫屋敷の重暗い過去もついに判明。みかんの時のように穏やかに終わってはくれなさそう。黒羽と影崎の関係性は好きなので、これは変わって欲しくないなあ。シリーズ二部も佳境。(1/19-20)【23-6】2023/01/20
らゆ
9
ああっ! つづく……? つづくの!? すっごくいいところで、おあずけされてしまいました……。猫屋敷さんの過去が壮絶で、余計に今の彼という存在が奇跡的だと思いました。あんな風にはなれないよね、きっと。イツキもどうなっちゃうんだろう……? 誰にとっても辛い状況になってしまったけれど、みんなで笑える日常を取り戻すことはできるのかな。ああ、早く続きが読みたい!図書館早く開けてください!!2011/01/02
σ(-。-)
8
一気読みで良かった〜。この巻は、続くで終わりますよ。次巻を用意して読みましょうね。では、自分も、次へ。2012/11/10
梅みかん
7
急展開。大きな分かれ道に差し掛かってる感じ。葛城の二人の再登場が嬉しい。2018/12/01
晦夢
7
いよいよ、物語が加速してきたな。いつきたちの日常が崩れ去る。猫屋敷さんの過去にも触れられててよかった。2013/10/25