内容説明
魔法使いとは、かくも残酷な存在なのか!? <アストラル>の天才陰陽師・猫屋敷蓮は、かつて苦楽を共にした弟弟子の圭から魔術決闘(フェーデ)を叩きつけられる。陰陽道VS陰陽道――。しかし魔法使いの優劣は「血」であり「才能」であり、そこに「努力」が入る余地はない。霊獣くだきつねを操る圭に、“天才”猫屋敷は炎の符呪で迎え撃つ。血で血を洗う決闘を前に、いつきの瞳は二人の悲しい過去を映し出した。古今東西の魔法を集結、快調異種魔術格闘戦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彼方
13
3~4巻の間を描く短編集。慰安旅行を兼ねて黒羽とタッグで海のお仕事、穂波とアディリシア八歳の出会いからの入信儀礼、猫屋敷の過去が語られる夏祭りの3本構成。水着回なのにイラストが全然ない…のはさておき黒羽の成長具合が見て取れる回、呪力に苦しむいつきを唯一気にかけてくれたり本当良い子。猫屋敷の事件は中々苦いもので、根の深さを実感すると共に今の心地いいアストラルに辿り着けて良かったなと…悲惨なみかんとの遭遇といい、まだまだ序の口そうですが…。重い世界が伝わりながらも皆がもっと好きになれる、理想的な短編集でした。2019/10/31
KEI
13
古本購入。今回は短編集。それぞれの感想をば。「魔法使いと夏の海」:ベタな海の怪談。せっかくの水着イベントなんだからイラストがあってもいいのでは・・・。「魔法使いと学校の怪談」:穂波とアディシアさんの出逢いの話。このお互い高め合える関係はとても羨ましい。しかし、ヒロイン同士、しかも自分の力を秘匿しがちな魔術師同士なのは珍しい。カラー口絵の小さいアディリシアさんが最高。「魔法使いと星祭り」:なかなか過去を明かさない代表格の猫屋敷の話。2011/08/14
とら
9
主要キャラの謎がどんどん解けていって心密度が上がった。ラブコメ要素をもっと強くして欲しい。2011/04/25
らゆ
9
猫屋敷さんメインの短編集。コミカルな場面でもシリアスな場面でも彼が大活躍!猫賛美には激しく同意です。猫かわいいよ猫。今まで穂波やアディに比べて、戦力的にはぱっとしなかったですが、意外にかなり強かったんですね(失礼ですが)!謎めいていた猫屋敷さんとみかんの過去がほんの少しわかってよかったです。穂波とアディの出会い編もよかった!水着の話もそうだけど、もっとイラストが見たかったなー、とそれだけが残念。2010/12/06
海星梨
6
KU。猫屋敷さん、あちこちに弟子入りしてんのなら、ほかにもいろいろ抱えてそうだなぁ。少なくとも、放浪するきっかけとか最初に陰陽道まなんだところ絡みのエピ期待。圭くんはまた出てくるのかな?楽しみ。2021/09/24
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