内容説明
小学2年生にして<アストラル>神道課の巫女・葛城みかん。彼女が猫屋敷とともに里帰りしたまま消息を絶った。彼女の身を案じたいつきたちは葛城家に向かうが、そこで待ち受けていたのは無数に出現する「鬼」。葛城家はみかんを「人柱」にして鬼に纏わる恐るべき行為に手を染めようとしていた。そして黄昏――山間に陽が落ちるとき、恐るべき「鬼の祭り」が始まる。鬼VS魔法使い。みかんの運命は!? 大好評異種魔術格闘戦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツ04号
11
シリーズ7冊目。再読。内容を全く覚えていなかったので改めて。上下巻の上巻なので、伏線を大量に残したまま終わった。猫屋敷が登場すると個人的に安心感が増す気がする。大人だから? 誰がどういった結末を迎えたいのかが想像つかないのがこのシリーズの良い所だと思う。途中に挿まれる鬼の伝説についての小話もアクセントになっていて面白い。主要なキャラクターが揃ったところでこの一冊は終わり。(4/23-25)【2022-14】2022/04/25
彼方
11
小学2年生にして〈アストラル〉神道課の巫女である葛城みかん。猫屋敷と共に里帰りした二人が消息を絶ち、調査に向かういつきたちだったが葛城家では恐るべき儀式が行われようとしていて…第7巻。わずか八歳のみかんが何故アストラルに来たのか、今まで事情は匂わされてきましたけれどこれはまた…儀式としてはありがちながらやっぱり過酷な境遇で、胸が痛くなりますね…。しかし姉の香や守り人の辰巳といい、いつきたち以外にも味方はいて…葛城家の影響力や協会の介入、穏当な解決は難しそうですがどんな結末を迎えるのか…下巻も期待です。2019/10/31
シン
7
今回はみかんちゃん回でした。上下あるので中途半端な感じで終わったので下巻も楽しみ。2013/10/10
海星梨
6
KU。みかんちゃん回ですがみかんちゃんの出番が……ない……。まさかの影崎さーん! アディリシア合流したらなんとかなる思たのに! さすがシリーズ初の上下巻構成だけあります。竜のあとに鬼って順番どーなの思いますが、鬼ですよ鬼とテンション上がりつつ。2021/09/25
晦夢
6
みかんちゃん回。上下巻の長編の上巻。辰巳の絵を見てこれは悪もんだろと思ってしまった俺を許してください。みかんちゃんの実家の話。個人の意思よりも血、血縁の方が重視されて、いかにも魔法使いの家という感じで怖いな。圭がここで出てくるとは意外、結構これからも話に関わってくるのかな。2013/10/12