内容説明
時は平安。帝の娘・脩子と一緒に伊勢へむかう晴明と彰子。彼らを追いかけて都を旅立った昌浩は、その途中、益荒たちに出会い、玉依姫のもとに連れていかれてしまう。
一方、彰子たちはふたたび虚空衆に襲われ、脩子がさらわれそうになる。それを止めたのは、玉依姫に連れ去られたはずの昌浩だった。だが昌浩は、彰子たちのことをまるで見知らぬ人を見るような目で見ていて…!? 玉依編、第4巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅みかん
10
昌浩が何とか危機を脱出。まさか、あの人が昌浩を救ってくれるとは。彰子ちゃんも早く傷が癒えるといいな。2019/06/30
まりもん
9
もうどこまで人を追いつめるきですか~。昌浩が傷口に気づいたのは良かったけど、それを助けてくれたのがまさかの榎岦斎。懐かしいですね。まさかこんな場所で登場とは驚いた。何とか闇に堕ちることはなかったけど、斎の手伝いで姫を攫いに行く。昌親の方も簡略的に昌浩の傷を聞いて自分の出来ることをしようとするのはやっぱりお兄ちゃんだよな。彰子の方も落ち込んでいるんだけど、答えをすんなり皆が言うわけにもいかず見守るだけだ。2012/04/26
紅羽
7
玉依編の四巻目。懐かしい人物の登場に驚きましたが、何となくそうなのかなという見当はついてました(笑)皆、生きている以上、無傷ではいられません。どこかで傷付き、傷付けているのかもしれない。昌浩も彰子も、純粋だから自分で自分を追い詰めてしまうのですね。次で玉依編も完結。心の傷は塞がり、絆を回復出来るのか、結末がとても気になります。2012/10/26
活字中毒
4
今回も重い…!重すぎる…!!いつになったら昌浩は幸せになるの… でもシリアス主人公闇堕ち系大好物です。2020/07/23
クロタロ
4
昌浩はたくさんの人に愛されて、その支えでまた強くなります! 今まで出番の少なかったまさちか兄さんが縁の下の力持ち!2019/05/24