内容説明
「ぬかるなよ、晴明の孫」「孫、言うなっ!」時は平安。13歳の昌浩は、稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。資質は素晴らしいのだが、まだまだ半人前。よき(?)相棒の、物の怪(愛称もっくん)にからかわれながら、修行に励む日々である。そんな中、内裏が炎上するという騒ぎが起き、昌浩はもっくんと共に独自の調査を開始するが……。半人前陰陽師は都を救えるか!? 新説・陰陽師物語登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
63
10年以上続いているという『少年陰陽師』シリーズに手を出してみました。うわ~、稀代の陰陽師・安倍晴明が「食えない狸じじい」扱いされてる・・・と、衝撃を受けつつも楽しく読みました。晴明の孫(13才)の半人前陰陽師・昌浩と、その相棒・もっくんの奮闘記。ビジュアルでは物の怪のもっくんに負け、物語的には美味しいところは全てじい様にかっさらわれているという、主人公大丈夫か?ってな感じの第1巻(笑)ビーンズ文庫ならではの軽い文体に戸惑いもあるのですが、会話のテンポがよくサクサク読めるので続きも読んでいこうと思います♪2012/02/07
Yuna Ioki☆
37
1474-170-1 結城光流作品初読み。もともと平安時代とか陰陽師とか好きな部類なのだけど(笑)軽く何も考えずに読むのにちょうど良いかも。潜在能力はあるが未熟な陰陽師の昌浩の成長を見守りたい(笑)2016/06/01
まりもん
19
有名な安倍晴明の孫が主役ということで妖をばんばん退治していくのか?と思っていたら相棒の物の怪もっくんと漫才しながら異質というか今回仕掛けてきた敵の妖を探して退治に向かうが残念なことに見習いということもあり、時間をかけて敵の正体を見つけたまでは良いのだが倒すことが出来ない。 孫がやっぱり気になっていたのだろう一番おいしいところで安倍晴明登場。2012/04/02
凛
16
学生時代に読んでいた作品。今大河ドラマ『光る君へ』を視聴しながら、自分にとって陰陽師の阿部晴明や藤原彰子はこの作品のイメージが強かった事を思い出し再読。阿部晴明の孫の昌浩が相棒もっくんと異形の物を倒し陰陽師として成長する物語で、とにかく懐かしいという気持ちが一番にくる。普通にまたアニメ化してほしい作品の一つ。2024/10/03
雪守
15
安倍晴明の孫、昌浩とその相棒の物の怪(通称もっくん)が活躍する冒険譚。以前から気になっていたので最初は図書館で借りたのですが予想以上に面白かったので購入。少年漫画のような戦闘シーンと楽しい会話劇が魅力的。昌浩ともっくんの会話も好きですが晴明の飄々とした姿もなかなかです。それと今巻の出番は少ないけど彰子ちゃんが可愛らしかったです。続きも読んでいるのでそちらの感想も後ほど。2012/06/04
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