内容説明
時は平安。何日も止まらない雨のように、昌浩の思いは晴れない。そんななか斎宮が倒れ、異変がつづく伊勢から、天照大御神の依代として、帝の娘・脩子を連れてくるよう天勅がくだった。帝は、晴明と安倍家の娘である彰子に、脩子といっしょに伊勢に行って欲しいと言い出す。その直後、都では地震が起き、金色の龍があらわれた。昌浩は紅蓮とともに、龍を倒そうとするが――!? 激動の玉依編、第二弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
10
もう都で地龍が暴れてきたりと地震が勃発しまくり。昌浩は彰子を守れなかったと焦り調伏の仕方が怖いと雑鬼達が怖がっている。 晴明の方も伊勢に行かされるのだが、まさかそこに彰子も連れて行くことになるとは・・主上、あんたの一言で皆困っているから気づいて。彰子も最初の貴船で操られて昌浩を刺したことを未だに引きずっていた。 冥官によって神将達が神気を吸い取られたような状態。冥官が昌浩に堕ちるなと言った一言は重く心に響いたようだ2012/04/26
梅みかん
8
昌浩が自分の中の迷路に迷い込んで、なかなか抜け出せない。流石に龍脈は断ったらダメでしょ。早く抜け出せたらいいのに。側で見てる紅蓮やじい様も辛い。 紅蓮が倒れる勾陣を抱き止めるところがお気に入り。 冥府の官吏はまさに傍若無人、最強。2019/06/28
みとん
7
ううぅ・・・。暗い。心が痛い・・・。斎たちもまだ正体不明ですが、安曇は敵っぽい。斎たちと安曇になにか関係はあるのか?謎の地震の原因は龍脈の化身の地龍でしたが、それが暴れる原因は?天照大御神の神意とは?共に思い会うがゆえに心に大きな傷を抱えた昌浩と彰子の未来は?敵を倒せばどうにかなる、という問題ではないので絶望具合が半端ない。前に再読したときはあまりの暗さに途中で諦めたっぽいので、今度こそ。なるべく間をあけずに一気に読みたいと思います。2016/12/08
ミド
6
互いが相手を傷つけ守れなかったことを苦にしてすれ違う昌浩と彰子。二人の間にあるのは相手を思いやる恋ではなくて、力を持たない自分自身を悔しく思う気持ち。別れがつらいのではなく、自分の手で彰子を守れないというのが嫌なのだろう。若いなあ。このまま放置していると鬼に堕ちるというのも分かる。伊勢に向かう内親王は5才。それなのにまず母を心配するところがいじらしくて泣ける。2026/05/06
紅羽
6
玉依編の第二巻目。地震怖いです。当時は震源や被害の規模等を瞬時に知る事が出来ないので、余計に不安に思うでしょうね。また昌浩と彰子のすれ違い。心だけは繋がっているものと思ってましたが、徐々にその距離まで開いてきました。お互いを大切に想うからこそのすれ違い。この先の展開が何となく辛くなりそうな予感。今回再び登場した冥府の官吏さん、じい様との間に何があったのか気になります。2012/10/25
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