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内容説明
帝天により天網を書き換えられてしまったことによって、紺の記憶がリセットされたことを知る鴇時。紺は故郷である彼岸のことも覚えていない――…。決断を迫られる鴇だが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
38
あまつき 7巻目。この巻は、なかなか歯がゆい展開ですが、ようやく主人公が主人公らしく一本筋が通ってきた気がする。それまではホントナヨナヨな主人公だったけど、ちゃんと成長してるんですね。っで、カバー裏読んでの感想を。漫画家さんってゲーム好きよね。俺も嫌いじゃないけど、今はゲームするくらいなら本読むかな。漫画家さんは俺らみたいな会社員とは違って時間で束縛されないから、時間的には自由だからゲームするんかな?まぁ締め切りっていうプレッシャーはすごいことになると思いますけどねwそうそう、この漫画はカバー裏も必読よ!2021/10/18
那義乱丸
11
再読。帝天により再設定されてしまったあまつき。こせんはこの直前ということか。そしてこのリセットがもたらした現実がきっかけで、人当たりは良いものの広く浅く、間が空けばすぐに忘れる希薄な友人関係しか結んでいなかった鴇の心情に変化の兆し。ぬおー!彼岸サイドも伏線張られまくり!17巻を読了しててもうっすらと見えそうで見えないもどかしさといったら。自分用メモ:千歳緑の画像と行方。脳コンピューターインターフェイス。クイズサイトのクリア者。梵天の眠りと能力。2013/12/16
那義乱丸
10
再読回数が読メにあげてるものと実際は違ってたりするので、今後は回数に関わらず全て再読と表記することにします。彼岸では希薄な人間関係の中で生きてきた鴇があまつきに来て、さまざまな人と妖と出会い、少しずつ心を動かされていく。そして、この巻での帝天によるあまつきのリセットと再起動により、さらに大きなものに。幼い鴇に蘇芳が何度も諭した教えが胸に沁みて、リアルでの「ただいま」「おかえり」という言葉の大切さを思い起した。それから、白緑の子育てにじわり。自分の為ではなく鶸のために露草を育てたのだなと…。2018/04/29
響
10
この巻の鴇が一番好きかもです!!2013/01/17
那義乱丸
10
あまつきはSFファンタジーだけれど、現実社会に照らし合わせると考えさせられるものがある。人に対して無関心というのは今の私たちの世界にも少なからず感じられることだから。帝天の手によってなされたリセットがもたらした孤独に傷つき、紺と朽葉と自分、「三人いなきゃつまらないんだ」と思う鴇の心に胸が痛む。繋がる縁は切れそうに細くなってしまったけれどそれをもう一度しっかりと紡ごうとする鴇のこれからに期待!そしてこの巻もラストがとても気になる終わり方です。いったい何がどうなってるんだか!?2011/04/17